
昨年の秋に種を巻いたニラ。ずぼらな私でも簡単に収穫できる野菜として育て始めました。春になって芽が出たのは良いが、しばらくすると屈強な雑草達に覆い隠されてしまい、どれが本命のニラなのかわからなくなってしまいました。
ニラとハタケニラの違い
芽が出始めたころはひょろひょろとした細長いニラっぽいものを確認できていたのですが、気温の上昇と共に一気に浸食されてしまい、今はこのような有様になってしまいました。
畝の端(明らかに種を巻いていない所)にあるのは雑草として引っこ抜きましたが、畝のど真ん中に陣取る雑草には手が出せません。周りが雑草だらけなのは猫除けの為です。きれいに引っこ抜いても猫が喜ぶだけなのでそのままにしてあります。ただずぼらなだけとも言えますが(笑)
指南書によると、1年目は春本番を迎える前に定植すると書いてあります。まだ目標の草丈20㎝には及ばないですが、これ以上の侵略も看過出来ないので掘り起して植え替えてみました。
そこで問題になるのがニラと雑草の見分け方です。食品として袋詰めされたニラの姿は知っているのですが、自分の庭に生えている成長途中のニラとなると話は別です。それはもうただの雑草にしか見えません。
よく間違えられるのがハタケニラです。名前の通りニラに似ておりますが、全くの別物です。ハタケニラは庭の別の場所にも生えているので、なんらかの理由で種が運ばれてきたのかもしれません。そこで、ニラとの見分け方を調べてみました。
ニラ | ハタケニラ |
ニラ臭あり | ニラ臭なし |
秋に花が咲く | 春に花が咲く |
花びらが開ききって咲く | 花びらが開き切らずに咲く |
葉の筋は目立たず平たい | 葉に筋がありVの字型に折れ曲がっている |
根に球根はない | 根には鱗形と呼ばれる球根がある |
これらの特徴を頭に叩き込んで、いざ選別作業に取り掛かります。
実はスズメノカタビラ?
しかし、いざ掘り返してみると球根が見当たりません。球根の有無で見分けるつもりでいたので完全に当てが外れてしまいました。これは、もしやハタケニラではないのか?と思い、つぼみを付けた株を植物判定アプリ “Picutre This” で検索してみたところ、どうやら“スズメノカタビラ” のようです。
よく見ると畝に生えている草は、ほとんどがこのスズメノカタビラと同じ形状をしています。ですのでスズメノカタビラとそうでないものとで選別していきます。
ニラ臭で判断しようともしたのですが、花粉症真っ盛りのこの時期に私の鼻は全くあてになりませんでした。かすかにニラ臭はするのですが、においの元を特定するには至りません。
掘り起して、土を払い、絡み合った根を株単位までばらす。どっかと腰をおろして作業しているうちに、なんとなく見分けがつくようになってきました。
そしてこれが最終的に選抜されたニラと思しき植物。
根っこはネギみたいな感じ。
葉は確かにニラっぽい。
消去法でいくと正解はこれのはずです。どれも草丈20㎝にも満たないですが、これらを定植して様子を見ることにします。
2~3本づつまとめて植えるとあったのですが、どの株も小さく心もとないので5~6本まとめて植えてみました。数が多ければ良いというわけではないのでしょうが、数打てば当たる的な発想です。
定植完了!
これでひとまず植え替え作業は終了です。
大きくなればおのずとニラかどうかもはっきりしてくるでしょう。手間暇かけて育てあげたのが、ただの雑草だったというオチもあるかもしれません(笑) まあ、それも含めて今後の成長が楽しみです。
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