3月下旬の風屋ダム。暖かい日が4~5日続き、いよいよ春めいてきた頃を見計らっての釣行です。三寒四温の温にあたる頃合いですので、春爆の予感がムンムンです。
朝の気温は7℃前後、日中で14℃台まであがる予報です。水温は10℃前後と思ったより冷たいですが、魚が動き出していてもいいはずです。
水位が高めなのは良いのですが、前々日の雨で水はかなり濁り気味です。さらに風が強いのがやや気になります。
モーニングバイト
朝一はお約束通り最下流から釣り始めます。とりあえず上流を見てみたい気もしますが、実績が一番高いこのエリアを素通りするわけにはいきません。
とりあえず表層系のビッグベイトやミノーなどから投げ始めたのですが、濁りがやっぱり気になるので早々にルアーチェンジをしていきます。チャターやスピナーベイト1/2、最後は結局クランクベイトに落ち着いてしまいます。
前回得た教訓は、“春は必ずしもスローとは限らない” ということです。これを念頭において、スローにこだわらずにガンガン巻いていきます。
釣り始めて1時間程過ぎたころです。ボトムをノックしながらクランクベイトを巻いていると、何かにスタックしました。ルアーのロストを恐れながら、ゆっくり浮上させて障害物を回避したところで、グッと再び引っかかるような違和感がありました。
そのまま巻き続けると手前に寄ってくるので、根掛かりではなさそうです。魚か太い枝か、判別つかないまま寄せてくると、途中でぐぐぐぐっと走り出したので魚だと判明しました(笑)
かなりの手応えで、ぐいぐいと下の方へ潜っていきます。どうやら丸呑みしているようなのでバレはしないだろうが、ラインが切られないか心配です。
慎重にファイトして浮き上がってきたのは、予想通りの大物でした。
お腹もパンパンでずっしりとかなりの重量があります。狙い通りのプリップリのプリスポーンバスです。
ばっくり丸呑みにされたブリッツEX-DR。フルサイズクランクのはずですが、口の中で小さく見えます。求めていた魚に大満足です。
岩の出っ張りの先、おそらく水深2m前後のところでバイトがありました。
ブリッツEX-DR万歳!! これまで春の実績があまりなかったのですが、これで春でも釣れることが証明されました。朝から素晴らしい釣果です。
ところが、この後が一向に続きません・・・。
オイルフェンス周辺・神納川との分岐点・神納川のバックウォーター・小黒谷のつり橋周辺などなどを回ってみますが、全く魚からの反応がありません。上流に行くにつれて濁りはひどくなる一方でした。
こんなに巻いても釣れないのならば、ネチネチとライトリグをやるべきなのかとも思います。しかし、この風と濁りの中でそれをやり続けるだけのメンタルは私にはありませんでした。
オイルフェンスが流されている
オイルフェンス周辺はいつも多くの魚がストックされているので一級ポイントです。しかし、そのフェンスの様子が違っていました。
普段なら両岸にオイルフェンスがかかっているのですが、流されたのか、意図的に動かしたのか、片側の岸にすべて寄せられていました。
もちろん寄せられた岸には新たなストラクチャーが生まれるのであろうが、隘路としての役目は失われているように感じました。きっと魚の付き場所も変わってしまっていると思います。
最後に
結局この日は50UPの1バイトのみでした。今日のコンディションがタフだったのか、釣り方が間違っていたのか、どう判断すべきか正直よくわかりません。
それでも、たとえ1匹でも狙い通りに春っぽい魚が釣れたので私としては大満足です。まぐれでもなんでもかまわない、釣れてくれればそれでいいのです。
あと1週もすると、良く釣れるようになるとボート屋のおっちゃんが言ってました。風屋ダムがパラダイスになるのはもう間もなくです。
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