『週末アングラーの釣行記』 渓流ルアーフィッシングにはまりそう
- By: シゲジイ
- カテゴリー: 渓流ルアーフィッシング
- Tags: イワナ, 渓流ルアーフィッシング
先日購入したルアーを携えて早速渓流へとやってきました。実績と信頼のあるエリア、且つルアーに適した落ち込みや淵が連続するようなポイントへエントリーします。あと、根がかりしても取りに行けるような水深であることも重要です。
神童子谷下流域
橋の下の開けた場所からスタートします。まずは、飛距離や潜行深度、きれいに泳ぐ巻きスピードなどを確認していきます。
投げるミノーは今回の本命ルアー “もののふ35s(アカキン)” です。 小さくて軽いのにわりとよく飛びます。巻き感ほとんど感じられません。引き抵抗が小さく、流れにも押されるので、適正なスピードで巻くのがなかなか難しいです。
フックに糸が絡まってクルクル泳いでいてもわかりづらいので、細目にチェックが必要ですね。あとアカキンとうカラーは意外と目視しづらいことが判明しました。
テンカラで攻めあぐねていた淵や、テンカラでは届かないようなポイントにルアーを通すことが出来るのが嬉しくて、どんどんキャストを繰り返します。やっぱり魚との距離が取れるのはいいですね。毛バリで狙うような小さなプールにも、念のため投げ込んでいきます。
時折、チェイスしてくる魚影があります。バイトにまでは至りませんが十分に期待を持たせてくれます。全くの無反応で早々に諦めてしまうだろうと思っていたのですが、思いのほか反応があるのでテンションもあがり楽しくなってきました。
一番奥に投げて少し引いてくると、イワナらしき魚影が飛び出してきました。一瞬針に乗ったのですが、ビチビチとあばれてフックオフしてしまいました。
初FISHかと興奮したのですが、残念ながらお預けです。しかし、このような小さなポイントでもチャンスがあることが分かったのは大きな収穫です。
途中、ルアーを “ラウド45s(パールヤマメ)” にチェンジしました。フラット形状なのでヒラヒラと小気味よく泳いでくれます。なんといってもパールヤマメの白っぽいカラーが気に入りました。どこをどんな風に泳いでいるのかが一目瞭然なので、断然こちらの方が使いやすいです。視認性の高さは、ことのほか重要なのだと分かりました。
35㎜から45㎜へサイズアップしたのですが、投げている感覚として大きすぎる感じはありませんでした。チェイスもあるし、魚からの反応も上々なので自信を持って投げ続けることができます。あまり深くは潜らないので、表層メインで浅いエリアで使っていけそうです。
そんなこんなで、午前中はテンカラの出番は一度もなくルアーをやり切ることが出来ました。初めてにしては上々の手応えです。チェイスしてきた魚は、どれも岩陰からぴゅーっと出てきていました。
小坪谷
昼からはやや川幅の狭い小坪谷へ入ります。源流域に近い渓相になるのでうまくキャスト出来るかが心配です。絶対に魚はいるエリアなので、大場所以外も丁寧に探っていけばチャンスはありそうです。
とはいえ、今日はまだ1匹もお魚さんと出会えていません。チャレンジデーなので坊主の覚悟はあるにはあるのですが、願わくば避けたいところです。
というわけで、テンカラ先生の登場です。今まで6.4ft(1.95m)のロッドだったので、テンカラロッド(3.6m)を振るとめちゃくちゃ長く感じます。生い茂る木々が急に疎ましく思えます。
さすが毛バリ様。ルアーに比べ圧倒的にエサ感があります。持ち替えて15分程で坊主回避の1匹をもたらしてくれました。これで心置きなく残りの時間をルアーに費やすことが出来ます。
午前中の学びを得て、再びルアーをチェンジします。底の岩陰から出てくるイワナに狙いを定めて、早く沈む “リフレイン50HS (STパールチャート)” を投入します。
正直、初心者の私にはこのルアー大きすぎるし重すぎると思っていました。しかし、投げてみると、さほど大きさも重さも苦になりません。
むしろ、かゆいところに手が届く感じで、今まで攻めきれなかった底のレンジを引いてこれるのでとても良い感じです。根がかり軽減の為だろうか、シングルフックになっているところもいいですね。
前者のルアーはどちらも表層系のイメージだったので、しっかり使い分けが出来そうです。深い淵でも流れに負けずに早く沈めれるので、底からイワナを引っ張て来てくれそうな気がします。
STパールチャートというカラーも、視認性に優れています。木漏れ日しかない薄暗いエリアでも十分に目視可能です。
新しく買ったルアーのお披露目も済んだので、あとは釣るだけです。まぐれでもなんでもいいので、とにかく1匹が欲しいところです。
そんなことを考えていると、ついにその瞬間がやってきました。
淵の一番奥、落ち込みの直下にびしっとキャストが決まります。しばし沈めた後にゆっくり巻き始めると、ビンビンビン!と魚らしき手応えが。朝は慌ててゴリ巻きしてバラシてしまったので、今度は祈りながらゆっくり寄せてきます。
ついにやりました。ルアーで初めて釣れたイワナ君です。いつ見てもきれいな魚ですが、今日は一段と光輝いて見えます。
フロントフックにしっかり食いついてくれています。おそらく白波の下にいた魚が追いかけて食ってくれたのでしょう。狙い通りの1匹に大満足です。本当にミノーで釣れるんだなと実感できました。
最後に
今日の釣果はルアーで1匹(+テンカラで1匹)でした。簡単には釣れないと思っていただけに、初回から結果が出て本当に良かったです。
ルアーフィッシングは、テンカラよりもゲーム性の高い釣りだと感じました。食性で食ってきているわけではなさそうなので、釣れた時の “釣ったった感” がとても大きいです。想像していたよりずっとおもしろい釣りでした。
思いのほか魚の反応も良かったので、一日を通して飽きることなくやり通すことができました。もっと精度の高いキャストが出来れば、反応させる魚の数も増えてくるだろうと思います。
ですので、次はベイトタックルで挑戦してみようと思います。スピニングだとどうしてもキャスト精度が落ちてしまいます。手返しも悪いし、着水後から巻き始めるまでのタイムラグも気になります。浅い狭いポイントを効率よく打っていくには、やはりベイトタックルが有利な気がします。
ただ、現在手持ちのロッドだと6.6ftのLクラスのロッドしかありません。リールは19アルファスでナイロンの8lbを巻いたものになります。バス釣りでベイトフィネス用として使っているので、小規模渓流だとややオーバースペックな気がします。
とはいえ、ないものはないので仕方ありません。源流域さえ避ければなんとかなるでしょうから、次はこれで頑張ってみたいと思います。
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