先日、久しぶりにJAFのお世話になりました。
JAFの記録によると6年ぶりだそうです。
自宅から180㎞以上離れた山中で、落石を踏んでのパンク。
スペアタイヤは勿論積んでいないし、
修理キットの使い方もわからない。
どうしよう・・・。
目次
困った時にはJAF!
ということで、さっそく電話してきてもらうことに。
しかし、到着までは90分。
まあ、山奥なので仕方ありません。
待ってる間に保険付帯のロードサービスの事を思い出したので、
とりあえず保険会社にも電話。
どうせサービスは同じだろうから、早く来てくれる方にすればいいや!
そんな軽い考えだったのですが、結果的にこれが幸いしました。
もしこの時、保険会社に電話していなかったら・・・
多額のレッカー代金を支払うことになっていたでしょう。
そもそも、JAFと保険付帯のロードサービスの違いって何なんでしょうか?
JAFと保険付帯サービスの違い!
一昔前はロードサービスといえばJAF一択でした。
ですが、今では保険付帯のロードサービスが充実していて、
その内容も保険会社によってさまざまです。
じゃあ、一体何が違うの?
まず、最初に言っておくと基本的なサービスは同じです。
最も多いのがバッテリー上がり、
次いでタイヤのパンク(=スペアタイヤへの交換)、
そしてキーの閉じ込み。
どれも、JAFでも保険付帯サービスでも無料で対応してくれます。
しかし、JAFでしか対応していないものもあります。
JAFでしか対応してくれないケース
保険付帯サービスでは対象外となる代表的なもの。
①キーの紛失
キーの閉じ込みと同じではありません。
キーを紛失したり盗難されたりし場合、保険付帯サービスではドアを開けてくれないそうです。
②パンク応急修理
近年の車にはスペアタイヤの代わりに応急キットが付いています。
ですが使い方はおろか、存在すら知らない方も多いのではないのでしょうか。
下手に使うとタイヤを駄目にしてしまう恐れがあるし、
応急キットでは対応できないパンク(側面の傷など)などがあり、
はっきりいって素人の手には負えません。
タイヤの応急処置は現場でやらずに、車屋で適切な修理をした方が良い、とJAF隊員も言ってました。
適切な処置をすれば、パンク以前のように使えるタイヤもあるという話でした。
③タイヤチェーンの着脱
雪道を走行中に走れなくなった時に、JAFに来てもらったことがあります。
ノーマルタイヤでチェーンすら持っていなかったのですが、きっちり対応して頂きました。
もちろんチェーンの代金は別途必要でしたが。
④雪道・ぬかるみ等からの引き上げ
十分に想定される事態ですが、保険付帯サービスだとほとんどが非対応です。
ただ、溝などで脱輪した場合は、保険付帯サービスでも対応してくれるそうです。
線引きが微妙ですが、完全に走行出来ない状態だと対応してくれるみたいです。
⑤自然災害に起因した事故・故障
え?と思うかもしれませんが、保険だと一部しか対応してくれないようです。
地震・噴火・津波は対象外としっかりと明記されています。
台風とかだと、来てくれるんでしょうかね?。
こうしてみると、やはりJAFの方がサービスが厚いように思われます。
他にも、保険付帯サービスだと30分以上の作業に追加料金が発生したり、
サービス回数制限があったりもします。
保険会社によって条件が異なりますので、見直しておくと良いでしょう。
ただ、いざという時に、そこまで頭はまわりません。
そんな時に、細かいことを気にせず無料でサービスを受けられるということは、
JAF会員の大きなメリットなのかもしれません。
牽引・運搬
ロードサービスの最終手段が牽引・運搬です。
自走不能になった車両(今回の私の車もそうです)のレッカー移動にも、
条件があって、料金などに大きな影響を及ぼします。
(JAFの場合)
15kmまでは無料。15㎞超過の場合は1㎞毎に720円(税込み)
原則は、最寄りの修理工場などへ運搬してくれます。
行先はJAFが決めますが、自宅が近い場合は自宅へ運搬することもあります。
(保険付帯サービスの場合)
15万円まで負担。(牽引による料金や高速代、現場でのサービス代の総額)
これは東京海上日動火災の場合です。
あいおいやAIG損保などでは30万円まで負担してくれるようです。
私の場合、日曜日の夕方であったこと、
辺鄙な山奥でパンクし近くに修理工場やディーラーがなかったこと、
などの理由で180㎞以上も離れた自宅まで運搬という形になりました。
もし、JAFのサービスだけだったらと考えるとぞっとします。
15㎞分は無料だが、残りの165㎞分の追加料金が発生した計算になります。
165㎞×720円=118,800円
驚愕の数字です。
とてもじゃないけど払えません。
幸い、事前に保険会社に連絡していたので、
これらの料金は保険会社が保険金として支払ってくれる予定です。
流れとしてはこうです。
JAFがまずは保険会社に今回の料金を請求する。
その請求額が15万以内であれば全額保険金として保険会社が支払います。
もし、超過分があれば私がその分を負担し、保険会社に支払わなければいけない。
ですが、今のところ保険会社からの請求はありません。
親切なJAF隊員が、レッカーの運搬距離をおまけしてくれたので、
きっと15万円以内で収まっているはずです。
ちなみに、今回の件で保険金は支払われますが、
ロードサービスを利用したことによって等級の変化はないとのこと。
浅はかな考えでしたが、本当に保険会社に連絡しておいて良かったです。
保険付帯サービスに救われました。
ありがとう、東京海上。
JAFの年会費
JAFの年会費は4,000円。家族会員は+2,000円/1人
別途入会金が2,000円となります。
月に換算すると、月々333円。
仮に、非会員の方が、バッテリー上がりで応急始動をしてもらうとする。
すると、それだけで 12,880円 も必要となります。
およそ3年分の年会費です。
そう考えると、それほど高くないのかしれません。
しかも、JAFには会員優待があります。
スーパー銭湯や飲食店など、割引してくれるところがたくさんありますので、
330円位ならば、その割引で帳消しにできるのではないでしょうか。
JAF+保険付帯サービスが理想
今回の事故はロードサービスを見直すにあたって、
非常に良いタイミングであったと思います。
私の結論として、やはりJAFは必要です。
あれこれ考えずに頼れる存在、それがJAFであると再認識しました。
さらに、JAF+保険付帯サービスという形で二つを合わせると、
もっとお得な、+αの優遇サービスを受けられます。
例えば、現場でかかる自己負担額を4,000円まで保険で負担してくれるなど、
内容は保険会社によって様々ですが、重ねても十分にメリットはあるようです。
現場ではJAFが、金銭面では保険がカバーしてくれると思えば非常に安心です。
最後に
トラブルが発生したら、まずは保険会社に電話してください。
私の大きな思い違いはここにありました。
まずはJAF! ではなく、まずは保険会社!! が正解です。
そこでJAF会員であることを伝えて下さい。
JAFと契約のある保険会社ならば、優先的にJAFを現場に手配してくれます。
そうすることで、ダブルの安心とサービスを受けることが出来ます。
今回は本当にロードサービスに助けられました。
来てくれた方も非常に親切で、とても丁寧な対応をしてくれました。
一時はその日中には帰れないのでは、と考えましたが、
レッカー車で3時間半かけてなんとか家まで辿り着くことができました。
途中、県を越えるという理由でレッカー車を乗り変えたりもしました(笑)
レッカー車のはしごは初体験でした。
レッカー車の乗り心地はひどいものでしたが、無事に帰ってこれたので、それもまたいい思い出です。
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