今朝、我が家の庭でキャベツの葉をむしゃむしゃしていたこの子を発見。
どうやって進入するのでしょうかね。
ネットの外側にも数匹張り付いていました。
よくお目にかかる毛虫君ですが、一体何者なのでしょうか。
通称、クマケムシ
ヒトリガという蛾の仲間の幼虫です。
特に茶色や黒っぽい毛がふさふさしたものを“クマケムシ”というのだそうです。
写真の子はまだ小さいですが、最終的に5cmくらいまで育ちます。
毛ももっとふさふさになって、もっこりとした感じに仕上がると、クマケムシという名にふさわしい見た目になります。
我が家ではブロック塀の隙間などに、すっぽり収まって蛹になる準備をすすめているところをよく見かけます。
私も、最近、ようやくこの名を知ったのですが、
“クマケムシ”って名前、なんかちょっと可愛いネーミングだと思いませんか?
もちろん、初めて庭先で目撃した時は、うげっ!と思いました。
即、捕殺です。
野菜の敵ですから。
気持ち悪いし。
でも、“クマケムシ♡”なんて名前があるとわかると、少し見る目が変わっちゃいますよね。
言われてみれば、確かに熊のようなふさふさの毛をしてるんです。
たわしっぽい感じ。
そして、歩くときは、そのふさふさの毛を、もふもふと波打たせながら一生懸命にあるくんですよ。
身の危険を感じると、死んだふりなんかもしちゃったりして。
一般的に、丸くて、もこもこしたものって可愛いイメージを持てれていますよね?
動物の赤ちゃんとか、そうでしょう。
可愛いですよね。
クマケムシちゃんも同じです。
もこもこしてるんです。
しかも動物の赤ちゃんでもあります。
ふさふさの毛が、毛虫本来の気持ち悪さ、足がいっぱいあるとか、うにょうにょ動くとことか、
そういったリアルなグロさを覆い隠していて、
それはそれで、ちょっとありかも??って思ってしまう自分がいてます。
どんな蛾になるの?
夕食後に、気持ち悪くなるくらい毛虫の画像を検索した結果、ようやく発見しました。
名前は「セスジヒトリ」 http://www.jpmoth.org/Arctiidae/Arctiinae/Spilarctia_graminivora.html
素人判断ですが、写真を見る限り、これに間違いないと思います。
そういえば、こんな感じの白っぽい蛾がよく飛んでいます。
今度、成虫も捕獲して確かめてみます。
ちなみに成虫、幼虫ともに毒はありません。
刺すこともありません。
ですが、ヒトリガ類でも、毒毛(どくもう)を持つ毛虫がいるそうですので、
触らないにこしたことはありません。
余談ですが、ヒトリガとは”火取蛾”と書くそうです。
やっぱり光についつい寄っていってしまうんですね。
悲しい性です。
さいごに
毒がないとは言え、やはりクマケムシちゃんは害虫です。
毎年、我が家の野菜を食べてぶくぶく太っています。
野菜を守るためには、心を鬼にしてクマケムシちゃんも退治しなければなりません。
農薬を使いたくないので、やはり捕殺を繰り返すしか手はなさそうです。
卵の場所さえ特定できれば、分散する前に一気に叩けるのですが、
今年はもう既に手遅れのようです。
では、今日はこの辺で
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