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- 7月初旬・天川村の塩谷&滝尾
- 曇りのち晴れ。朝の気温22℃/水温22℃
- 猿谷ダムの水位はかなり高い様子。
水がたぷたぷの塩谷
2年前に入渓した時は本流の川底が見えていました。本流との合流点から徒歩で入渓した記憶があります。その時ならば渓流と呼ぶに差しさわりなかったのでしょうが、今日の塩谷は完全にダムの面持ちです。
バックウォーター付近には流木だまりがあり、複数の見えバスが確認できます。40up以上の個体も数匹いるので、バスアングラーとしての血が騒ぎます。流木の下にも複数のバスがいることは疑いようがありません。テキサスやフロッグ、ノーシンカーなどを駆使してバスを狙いたいところですが、今の手持ちは毛バリのみです。ロッドも3.6mしかないので、狙えるレンジも岸際限定となります。
それでもダメ元で毛バリを投げてみます。でかバスには完全に無視されたのですが、表層を意識している子バスは多少脈がありそうです。
何度かキャストしていると、1匹が毛バリを見つけてすーっと寄ってきました。はむっとしたように見えたのですが、反転はしませんでした。(ん?くわえた??)半信半疑で合わせてみると見事にフックアップしました!
子バスとはいえ25㎝位はあります。なんといってもロッドはぺらぺらなテンカラ用ですので、手応えとしてはかなりの大物です。バスは走り回り、ぐんぐんとロッドをしならせて潜ろうとします。ああぁ、これはこれで楽しい!!
テンカラで初バス!! 毛バリでもバスが釣れるなんて、ちょっと得した気分です。捕食というより好奇心で口を使っただけのような掛かり方でした。
見えバスともう少し遊んでいたいところですが、見切りをつけて本来の趣旨に戻ります。支流のやや上流に入りなおして、ちゃんとテンカラ釣りを再開しました。
ところが釣れてくるのは本命のアマゴやイワナではなく、外道のオイカワやウグイ、カワムツばかりです。
こんな、いかにもアマゴがいそうなポイントでも、釣れたのはランカーサイズのオイカワ君。水温が上がってくるとやはりアマゴは追いやられてしまうのかもしれません。
婚姻色の雄のオイカワ。体色はきれいなのだが、顔の色がいただけない。あごの周りの出来物が、さらにぐろさを助長しているように見える。このブツブツはカワムツの雄(繁殖期のもの)にもあり「追い星」と呼ばれるもの。ネーミングにはキラリと光るものがあるが、見た目はそれほどに美しくありません。
そんなこんなで本命に出会えないまま堰堤の手前まで来てしまいました。もう打てるポイントも残りわずかです。このポイントで釣れないといよいよ坊主が頭をよぎります。祈るように、慎重にキャストします。
ようやく本命のアマゴちゃんに出会えました。坊主回避の貴重な1匹です。尾びれが欠けていて、どうしたの?ってなりますが、なにはともあれ本日の初アマゴです。
滝尾から入渓
昼からは本流(滝尾周辺)から入渓します。入渓そうそうにアマゴを追加しました。
そこそこ長いがほっそりとしたアマゴちゃん。エラや胸ビレのあたりに違和感が残る魚体です。尾びれも丸いし、おそらく成魚放流の魚なのでしょうね。
しばらくして、もう一匹追加しました。
外道を5匹釣って、ようやくアマゴが1匹混じるといったペースです。白波の立つような場所だけを狙って釣り歩くので、歩く距離が長くなります。ロッドも長くて重いので、源流より効率も悪くひどく疲れる釣りです。ですが、釣れた魚のアベレージはやはり本流のほうがいいです。
頑張って釣り続けると、ロッドをしならせるほどの魚が掛かりました。朝のブラックバスと同じような大物の手応えです。しかし、よく見るとどうやらスレ掛かりのようです。おかげで淵の中で大暴れしていました。
スレ掛かりだっただけに、手応え的には尺アマゴでした(釣ったことないので知らんけど・・・)。それでも24㎝と、源流域では滅多にお目にかかれない立派なアマゴちゃんです。しかし、本当に不思議な掛かり方です。お尻のあたりにガッチリと毛バリが食い込んでいますが、どうやったらこんなところに掛かるのでしょうか(笑)
いい魚を手にして気分最高といきたかったのですが、残念なお知らせがあります。
ランディングネットの中でふわふと泳ぐウオジラミを発見してしまいました。思ったより活発に泳ぐ姿を見ていると、大物を釣り上げたテンションも急降下してしまいます。
天川にはいないと思っていたのに本当に残念です。やはり水温20℃を超えてくると、天川といえどウオジラミは発生してしまうものなのですね。とりあえずアマゴちゃんにへばり付いたウオジラミは全てデコピンで取り払っておきました。
最後に
本日の釣果は24㎝を頭にアマゴ4匹でした。あとブラックバスとその他外道が多数といった感じです。本流メインで4匹は我ながら好釣果です。もっと本流で数もサイズも釣れるようになりたいですね。
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