- 5月下旬の十津川村の滝川
- 晴れ時々曇り。気温は24℃前後。
- 水位はおそらく平水
十津川上流エリアの滝川へ入渓
168号から脇道へ入ってからも、かなり奥まで車を走らせました。渓流というよりは清流といった渓相が続き、ようやくテンカラでも手が出そうな川幅のエリアを発見しました。
入渓点の上流側。斜面に溜まった落ち葉がとっても滑りやすく、ずるずるとスライディングしながらの入渓となりました。入渓は困難ですが、雰囲気は上々です。
下流側には渡河不可能な淵が広がっています。かなり上流まで登ってきてもなお、川幅はそこそこに広い。頑張って入渓したのでこのままずっと釣りあがりたいところですが、大きな岩がごろごろとしているのを見るに、少し先で遡上不可能となりそうな予感です。
10分程釣りをしたところで、幸先よくアマゴがヒットしました。これでここ滝川にもアマゴがいることが確認できました。
肩の部分でツツッと糸が止まるようなアタリがでました。
とっても良さそうな岩のエグレ&ヨレを発見! どうしても岩のエグレに毛バリを送り込みたかったので、3投ルールを無視してしつこくキャストをしてみました。
完全にイワナ狙いだったのですが、釣れたのは20㎝オーバーのアマゴちゃんでした。体高があっていい魚です。ここでアマゴが釣れるとなると、イワナはもっと上流にいかないといないのだろうか?というかイワナはいないのかな??
また、先程と同条件のポイントを発見しました。岩と岩の間にヨレが出来ています。
1投目から反応がありましたが、バイトが甘く針に乗りませんでした。ちらっと見えた魚体はさっきのと同等かそれ以上です。
何度か投げ直してようやく釣り上げたのですが、釣れた魚は思った程大きくなかったです。
恐らく最初に口を使ったのとは別の魚でしょう。とはいえ、狙って釣った感が強い魚なので満足な1匹です。
ほぼ同じポイントで連発。肩の部分で1匹、流心の脇で1匹、ついでに婚姻色のウグイも1匹。
釣り始めて1時間強で5匹とかなり好釣果でいい感じだったのですが、この先で渡河不能な淵に出くわしました。止む無く高巻きを強いられました。淵には大きな魚の群れ(たぶんウグイ)が見えました。昼飯がてら重い毛バリに付け替えて深く沈めて狙ってみましたが、見に来るだけで全く釣れませんでしたね(笑) 長居するとドツボにはまりそうだったので、昼飯を食べたらすぐに撤退しました。
久々の本流ロッド
車で少し上流へ移動しました。車窓から良さそうな瀬が見えたので再入渓します。広々と開けた瀬なので、久々に本流ロッドの出番です。
入渓後すぐにアタリがありました。
リーチの長さ(ロッド長4.5m)を生かしてこそ取れた魚です。これくらいのディスタンスがあれば水の中に立っていても、魚へのプレッシャーは最小限にとどめられます。
本流ロッドは長さがあるのでやはり重く感じます。しかし、この距離から狙えるのは大きなアドバンテージとなります。遠くで掛けるのでフッキングは悪くなりますが、食わせ重視なのでそこのところは妥協します。
バラシが2,3ありましたが、この開けた浅瀬で何本か追加しました。浅瀬でこれだけの反応があるので、魚の活性はかなりいいようです。
これくらいの川幅になると3.6mの方が使い勝手が良くなります。水に入らなくてもポイントを狙えますし、短い方がキャスト精度もあがるからです。
時刻は3時過ぎ。締めの1匹が釣れたら止めようと思っていたら、おあつらえ向きのヨレ&岩のエグレを発見しました。今日、この川で釣るならココしかないというポイントです。
風も出てきて、上空の障害物(吊り橋)のせいでなかなかキャストが決まりません。しかし、なんとか毛バリを送り込んだら予想どおり食ってきました。
20㎝前後のなかなかのアマゴちゃん。狙い通りの場所で魚が獲れたので、心おきなく納竿することができます。
最後に
3時間半ほどの釣行でしたがアマゴ11匹とかなり満足のいく結果となりました。前回、十津川に来た時は1匹しか釣れなかったので心配でしたが、型も悪くないし、十分な魚がいることがわかり安心しました。
十津川漁協のエリアはまだまだ開拓の余地があるので、今度はもっと南の方まで足を延ばしてみたいと思います。
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