『テンカラビギナーの釣行記』 小坪谷どこまで釣りあがれる?

テンカラ
Angler
シンプルな道具と己の技術だけを頼りに魚と向き合うストイックなスタイルに憧れて始めたテンカラ。最近になって、ようやく趣味はテンカラですと胸を張って言えるようになりました。まだまだ発展途上ではありますが、未熟なりにテンカラの魅力や楽しさを伝えていければなと考えています。

 

小坪谷

小坪谷には川沿いに登山道のような山道があります。しかし、その道は途中でなくなり、そこから先は釣りあがった分だけ川の中を戻って来なければいけなくなります。

上流で再び道路と併走するのですが、そこまで釣りあがることができれば帰りは道路を歩いてこれそうです。前回好調だったエリアでもあるので、どれだけ魚がいるのか? どこまで釣りあがれるのか? 今日はその辺を確かめていきたいと思います。

 

入渓点の渓相。前回釣りをしたエリアはすっ飛ばして、山道が途切れるところで入渓するつもりでした。しかし、あまりにも釣れそうなポイントだったので、思わず足を止めて釣りを開始してしまいました。

 

入渓から30分が過ぎた頃に、坊主回避の1匹目をゲットしました。

 

ここからポンポンといい感じで魚が釣れだしました。小坪谷のポテンシャルの高さを感じます。

どちらも前回に釣れたポイントと同じ場所です。やはり、いい場所は常に複数の魚をストックしているようです。

 

 

いかにもイワナ君が好きそうな場所を発見しました。落ち込みの反転流を利用して石のえぐれに毛バリを送り込みます。

狙い通りにいい感じのイワナ君が釣れました。

 

これまでのアベレージは16~18㎝といったところでしょうか。アマゴ&イワナが調子よく釣れます。下の布引谷には人がいるのですが、小坪谷まで入ってくる人は少ないようです。

 

目指す道路まで道半ばのところでついに行き止まりになってしまいました。滝と呼んでも差しさわりのない大きな落ち込みです。どうやらウェストウェーダーの私ではこの滝を超えられそうにありません。

なにやら、滝の右側にいつからあるのか分からない怪しげなロープがあります。その横には、よじ登ってくださいと言わんばかりの倒木もあります。しかし、どちらの選択肢も大きすぎる危険が伴います。

ロープを登ろうにも岩の間際は水深があるので、ウェーダーへの浸水は必至でしょう。なによりロープの強度が心配です。倒木はつるつるしていて登りにくそうです。途中でドボンってことになるのが目に見えています。山中で一人ぼっちの釣行ですので、ここは勇気ある撤退を選択しました。

 

 

小坪谷下流へ再入渓

川の中を山道がある場所まで戻ります。そこからさらに下って、今日自分が釣りをしていないエリアへ再入渓しました。布引谷との分岐点のすぐ上です。

ここまで下りてくると川幅も広くなり、ロッドが振りやすいエリアとなります。これくらいの川幅で上空が開けていれば3.6mのロッドがポイントとの距離もとれて使いやすいです。

 

徐々に木々が多いかぶっさてきたので、再び3.1mに持ち替えます。

 

今日一番の魚、22㎝のアマゴちゃんです。

小さなポイントでしたが、良型が潜んでいました。やはり下流の方がサイズUPが期待できそうです。

 

あれ??ここは今朝も釣れたポイントです。どうやら2周目に突入したようです。

写真上が朝に釣れた魚。同じポイントですが、魚は違う個体のようです。

 

 

最後に

今日も二桁釣果となり大満足の一日となりました。場所がいいのか、シーズンがいいのか、おそらくその両方だと思うのですが、これだけ釣れると楽しくて仕方ありません。

残念ながら目標地点まで釣りあがることはできませんでした。その不便さが人を遠ざける要因となり、ロープレッシャーを維持してくれているのだと思います。それと、魚がたくさんいることは十分に証明されました。夏になればこの状況がどう変化するのか、その頃に再度入渓してみたいと思います。

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