• 4月中旬の天川村。
• 雨上がりの布引谷＆小坪谷
• 水温７℃前後

布引谷

入渓の準備をしていると、ちょうど退渓してくるルアーマンと出会いました。先にもまだ別の先行者がいるとのことだったのですが、この時期はどこも同じだろうと考えそのまま入渓します。

先行者の姿は見えないのでだいぶ先にいると思われます。が、なかなかアタリが出ない。やはり、まだ場が静まりきっていないのかも知れません。

心の中で不安だけが膨らみ始めたころに、ポロっと良型のアマゴちゃんが釣れました。

20㎝程の肉付きの良い魚が釣れたのでほっと一安心です。先行者の竿抜けポイントだったのかもしれません。

その後、カーブを曲がった先に先行者を認めたので、高巻きして小坪谷へ向かいます。

小坪谷

小坪谷の入口付近に先行者の姿はありませんが、念のため登山道（ただの獣道かも・・・）を通って少し先で入渓します。

落ち込みが連続するような渓相で、布引谷に比べて川幅は狭い。木々が邪魔になるのでロッドを3.1mにもちかえて再スタートです。再開後すぐに手のひらサイズのイワナ君がヒットしました。

小さいですが幸先よしです。その後、この1匹を皮切りにポンポンと面白いように魚が掛かります。

良型のアマゴちゃん。

一つの淵でアマゴとイワナの連続ヒット！ このイワナも細いですが、なかなかのサイズです。

やはり、雨上がりはイワナの反応が良いように感じます。アマゴのアタリはラインが止まるだけなのですが、イワナのアタリはもっとアグレッシブにピンっとラインを引っ張るような感じです。

いい場所にはいい魚がいて、浅いところにもそれなり（手のひらサイズ）の魚が釣れます。ともあれ、数が出るほうが釣りとしては楽しいです。

最後に

良型も交えながらで13匹とかなりの好釣果でした。テンカラ向きの渓相で、高巻きせずとも釣りあがれ、イワナとアマゴの両方が楽しめるのが良いですね。

何より、小坪谷には人がいないのがありあがたい。おかげで、プレッシャーは低く魚の反応は良好でした。ただ、途中から登山道らしきものがなくなるので、最後には川の中を引き返して来なければならないのが難点です。まあ、そのおかげで人が少ないともいえるのですがね。

帰ってくる時、布引谷に2人のルアーマンを確認しました。神童子谷に入りづらくなったせいか、どうやら布引谷は人気のようです。