- 気温:18℃前後
- 水温:7℃前後
- 晴れ。やや風あり
2023年、待ちに待った解禁日です。例のごとく、あらゆるポイントが釣り人で埋め尽くされています。特に山上川は人気が高く、どこも釣り人だらけでした。
目次
山上川上流
本流&山上川の放流区間は釣り人でごった返しているので、やや上流の放流エリア外から入渓します。水はやや少なめ、-10~15㎝といったところでしょうか。今シーズン初の釣行に気持ちがはやります。
雰囲気は上々、減水気味なのが気になりますが、天気も良く寒くもないので気分上々で釣り始めました。しかし開始から10分も経たない内に、下から釣りあがってきたルアーマンに追い越されてしまいました。
めぼしいポイント見つけたのか、わずか数十メートル先で足を止め、数投キャストしてから再び歩き始めました。“そんなに近くで投げるなよ!” と思いつつも、ルアーだからまだ影響は少ないだろうと自分自身に言い聞かせます。
この区間は川沿いに遊歩道あるので、らくらくと高巻きすることができます。とはいえ、マナーとしてせめて50m以上は先に入ってほしいところです。
そんなことを考えていると、10分もたたない内にまた下から釣り人があがってきました。今度は餌師のようです。すると先のルアーマンと同じ十数メートル先のポイントで足を止め、キャストをしていきます。“おいおい!勘弁してくれよ!” ルアーだけならまだしも生餌まで放り込まれたらもうお手上げです。
入渓ポイントに車はなかったものの、やや下流からどんどん人が上がってくるようです。このエリアでこれだけの人がいるとなると、川全体に相当なプレッシャーがかかっていることでしょう。嫌な予感を押し殺しながら、丁寧に竿抜けポイントを探っていきます。
しかし、なかなか魚からの反応はありません。かろうじて取れたバイトも食いが浅くバレてしまいました。3月にしては暖かく、水温も高いはずなのに活性はいまいちのようです。
不調の原因として考えられるのは二つです。一つ目は、踏み荒らされすぎて魚が隠れてしまっていること。とはいえ、解禁日なのでこればっかりはどうしようもありません。なんとか人の少ないエリアを見つけて、丁寧にだれも狙っていないポイントを探すしか解決策はありません。
もう一つは私のキャストに問題があるということ。開幕戦ということもあって、多少まごついているのは確かです。木にかけることも多く、キャストできていない時間が多いのでリズムに乗り切れません。
毛バリがポチャっと音を立てて落ちるのもよくないのかも知れません。ある程度の流れや水深があれば、多少は無頓着でいられるのですが、穏やかな浅い流れのなかでポチャっと音を立てると警戒心の強い魚は逃げてしまいます。特にこの時期はまだ活性が上がりきっていないだけにシビアなのかもしれません。実際に、何度か着水と同時にパッと魚が走るシーンを目撃しました。
そんなことを自問自答しながら小一時間が経過した頃に、ようやく小さな色黒イワナ君をゲットしました。待望の1匹に感謝です。
小さくてもかまわないのですが、それにしても小さすぎる(笑)。葉っぱが引っかかってきたのかと思いました。
昨年好調だった本流のポイント
山上川の上流がいまいちだったので、昼からは栃尾周辺まで下ってきました。昨年のこの時期に好調だったエリアなので、検証も兼ねての入渓です。
しかし、ぱっと見た感じ、どんよりとした流れで雰囲気はあまりよろしくありません。昨年は多数の魚影が確認できたのですが、今年はどこか別の場所に行ってしまっているようです。エリアを大きく外してしまったのかもしれません。
小一時間程釣りをしたのですが、釣れたのは婚姻色のウグイとカワムツだけでした。これ以上釣りあがっても期待薄なので、次なるポイントに移動します。
放流ポイント直撃作戦
時刻は3時を過ぎ、早朝からきている釣り人は帰り始めています。その頃合い狙って、放流ポイントである観音峰登山口から入渓します。
もう誰もいないだろうと思っていたのですが、まだ二人も餌師が釣りをしていました。仕方がないので対岸のやや上流に回り込んで入渓します。
昨年はここには放流されたばかりのアマゴがうようよいたのですが、今年は数が少ないよう感じます。もしかしたら、放流量そのものが減っているのかもしれません。
しばらく釣りあがったところで1匹魚をかけるも、ネットイン間際でバレてしまいました。今日はずっとこんな感じです。
特別天然記念物のカモシカちゃんも激励にきてくれました。天然記念物をはいえ、近年ちょくちょくお見かけします。個体数が回復してきているのかも知れません。
しかし、カモシカの激励も空しく、時刻は5時になろうとしています。辺りが薄暗くなってきたので、しぶしぶ納竿することとなりました。
まとめ
本日の釣果1匹。解禁日だというのにあまりに寂しい釣果です。掛けた魚を全部取り込めていたとしても4匹なので、今日の活性が低かったのだと諦めます。
ただ、反省点はありました。春先でまだ活性が上がりきっていない魚には、もっとやさしいアプローチが必要だと気付きました。次回はもっと軽い毛バリでアプローチしていきます。
タングステンの2.7㎜は重すぎたようなので、次はタングステンの2.0㎜のビーズを試していきます。程よく重さがあってよく飛び、且つ、着水音が限りなく小さいものがいいですね。そんな“丁度いい” 毛バリを模索してきます。
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