『テンカラビギナーの釣行記』 シマノ 23天平テンカラ 36
- By: シゲジイ
- カテゴリー: テンカラ
- Tags: 23天平 36, シマノ, ダイワ NEOテンカラ36

2023年1月発売となったシマノのニューモデル“23 天平テンカラ”。現在の主流であるストレートラインやレベルラインを誰でも簡単に飛ばせると、扱いやすさを謳ったニュースタンダードのテンカラロッドです。
本当なら、自分へのご褒美としてシマノ上位モデルを買う予定でした。しかし、渓流の商品が出揃う2月頃まで待ってみたのですが、目をつけていたシマノの上位モデル(メイストーンや渓流テンカラZL)はどれも入荷してきませんでした。取り寄せようにもいつになるかわからないとのことなので、諦めて新商品である23天平テンカラ 36を購入しました。
シマノの上位モデルとの比較
23天平テンカラ 36 | 渓流テンカラZL | メイストーン NW | |
全長(m) | 3.65 | 3.4-3.8 | 3.59 |
継数(本) | 9 | 7 | 8 |
仕舞寸法(cm) | 48.7 | 70.5 | 52.1 |
自重(g) | 70 | 80 | 70 |
先径/元径(mm) | 1.3/12.1 | 1.6/11 | 1.4/9.5 |
カーボン含有率(%) | 99.9 | 99.0 | 94.0 |
メーカー価格(円) | 21800 | 32400 | 33600 |
カタログスペックだけを見ていると、さほど遜色ないように思われます。特に自重70gというのはかなり魅力的です。
一番劣る点は、スパイラルX構造ではないことです。渓流テンカラZLもメイストーンもスパイラルX採用モデルです。まあ、私レベルの釣り人がその違いに気付けるかは疑問ですが、やはりスパイラルX構造の方が安心感は増します。
穂先が回転することによって糸がらみを軽減してくれる “回転「超感」トップ” も気になっていました。糸がらみは地味にイライラさせられるので、あの不快感がなくなるのであればと思っていたのですが、残念ながらこれはメイストーンにしか採用されていません。
とまあ、無い物は仕方がないので自重70gでこの値段、そしてシマノの最新機種であるということで自分を納得させます。ダイワの最上位機種のマスターテンカラLL 36 とも一瞬迷いましたが、仕舞寸法が長すぎるために断念しました。
ダイワ NEO テンカラ 36 との比較
23天平テンカラ 36 | ダイワ NEOテンカラ 36 | |
全長(m) | 3.65 | 3.59 |
継数(本) | 9 | 9 |
仕舞寸法(cm) | 48.7 | 47.6 |
自重(g) | 70 | 85 |
先径/元径 | 1.3/12.1 | 1.0/12.1 |
カーボン含有率 | 99.9 | 92 |
メーカー価格 | 21800 | 17200 |
使用感 | 軽くて扱いやすい | 重くてだるい |
なんといっても自重の差が15gもあります。NEOテンカラの重くてだるい印象はやはり自重が原因だと思うので、重さについてはまずこれで解消できるはずです。
個人的な感覚ですが、だるいと感じるのはおそらく振り抜けの悪さにあると思います。その点はトップストップ機能のおかげか、すっきりとした振り抜け感があります。
そして前評判通りやわらかくしなやかによく飛びます。私はストレートラインを使用していますが、6:4ということもあって柔らかくふわっとラインを乗せることができます。シャープな印象はありませんが、だるいという程でもない。飛距離重視のバランスの良いロッドだと思います。
エリアトラウトで試し釣り
何匹か30㎝オーバーのニジマスをあげましたが、強度的には問題はなさそうです。しなやかにロッドが魚の力を吸収してくれるので、安心してランディングまで持ち込めました。
ただ35㎝クラスになると、ファイト中に魚の好きなように遊ばれてコントロールを失うシーンがありました。こんな時、スパイラルXであれば遊ばれることもないのかな?と考えてしまいました。
解禁日まで残り1ヶ月ほど。はやく渓流の中で新しいロッドで振ってみたいです。
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