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- 川上村支流 奥玉川
- 6月下旬 晴れ
- 水温17~19℃・気温22℃
- 平水より少なめ
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奥玉川下流域
奥玉川と北股川の合流点から入渓します。渓流というより清流と呼んだほうがよさそうな穏やかな流れです。
入渓直後、おそらくオイカワ(メス)と思われる魚をゲットしました。オイカワは私が思うに、清流に属する魚です。源流→渓流→清流→本流(平地を流れるでかい川)といったイメージです。渓流ではなかなか出会えない、ブラックバスのベイトとして名高いオイカワが釣れて、ちょっぴりテンションがあがります。
奥玉川に入り、しばらく釣りあがったところで本命の登場です。先ほどまでとは一転して、流れが細く、頭上も木々に覆われています。3.6mでは取りまわしが難しくなってきたので、3.1mに持ち替えての1匹目。
イワナのようなアマゴのような。釣ったときはイワナだと思っていたのですが、ただ色黒すぎるアマゴなのかも。
一投目で左のエグレの下からふわっと出てきて、見るだけで引っ込んでしまいました。その後、何度も試行錯誤を繰り返し、えぐれの奥まで届くような流れに毛バリをのせてやると食いついてきました。釣ってやった感がするうれしい1匹です。
アブラハヤを引っかけ、あまりに勢いよく釣り上げたので頭上の木の枝に魚ごと引っかけてしまいました。まるで、モズのはえにえのようです。それを取ろうと、くいっと引っ張った拍子に、“メシッ‼”という音がして根本から折れました。
一番強度があるはずのバッド部分がこんな風に折れるなど考えられません。引っ張ったとはいえ、それほど強い力ではありません。くいっとしゃくる程度の力でこの有様です。やはり、このロッドの強度問題は深刻なようです。ロッドは折れてしまいましたが、アブラハヤちゃんはちゃんと救出しました。
一旦車に戻って入渓し直すことも考えましたが、入退渓の労力を考えると、多少不便でも携行している3.6mで釣りあがることにしました。
短いロッドがあればビシッとキャストできるポイントをいくつもスルーしながら、ストレスをためたまま釣りあがります。幸い、数十メートル先は頭上に木々がなく、日が差し込む開けたストレッチとなっています。
上さえ開けてしまえば、一転して長さは武器になります。おかげで、ポツポツと魚も釣れ始めます。
これがおそらく今日一番の魚(19㎝)。流れの下でアグレッシブにエサを待っていました。
サイズだけで言うなら、真の今日一番はこのでっぷりとしたカワムツ君(約20㎝)でしょう(笑) カワムツで20㎝クラスは立派なランカーサイズです。こうしたゆったりとした水深のある場所では外道がたくさん釣れます。
実際、写真と同じようなプールでアブラハヤが5連発しました。アブラハヤだとわかっていても、アタリがあれば何度でも投げてしまう。これが釣り人の性です。
本日最後の1匹はこの超かわいいアマゴちゃん。途中、釣れるのは外道ばかりだったので、締めはアマゴと心に決めていました。ようやくこれで納竿とすることができます。
折れたロッドのパーツを使いまわし
根本が折れてしまったこのロッドは当然廃棄処分です。もう修理する気にもなれません。ただ、今回折れた2way(3.1m)のほかに、これまた折れて使っていない2way(3.6m)が家にあります。これら二つのロッドの使えるパーツを合わせて、1本は復活させることができそうです。
幸いなことに、バッド部分以外のパーツは長さも太さも同じでした。厳密には違うのかもしれませんが、交換しても割としっくりきているので問題なく使えそうです。
100%のパフォーマンスは期待できないとしても、とりあえず、これで1本(3.6m)は復活しました。またすぐに折れるでしょうが、その時は予備のパーツがあるので交換できます。ただし、運悪く同じパーツが折れてしまうともうダメですね。その時は、きっぱりとさよならをします。
最後に
本日の釣果は6匹(おそらくアマゴのみ)です。状況に適したロッドがあれば、もう少し釣果を伸ばせたかもしれません。とはいえ、4時間の釣果としてはまずまずでしょう。
川のすぐ近くに道路があるので、とても安心して釣りができます。入退渓が非常に楽で、尚且つ自然豊かな渓相なのでリピートしたくなる谷です。おそらく今回は減水していたので、魚の反応も多少シビアだったのだろうと思います。水が多い時に、さらに上流まで足を延ばせば、きっとイワナも交じってかなりいい感じになるだろうと思われます。
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