『テンカラビギナーの釣行記』 川上村・中奥川のアマゴは黒が好き??

テンカラ
Angler
シンプルな道具と己の技術だけを頼りに魚と向き合うストイックなスタイルに憧れて始めたテンカラ。最近になって、ようやく趣味はテンカラですと胸を張って言えるようになりました。まだまだ発展途上ではありますが、未熟なりにテンカラの魅力や楽しさを伝えていければなと考えています。

 

本日は晴天なり。暑くも寒くもなく絶好のピクニック日和です。ヒップバッグに軽食を詰め込んで、中奥川の散策にいざ出発です。

ルンルン気分で入渓の準備をしている時に痛恨のミスが発覚しました。メインとなる毛バリ(14♯ & 16♯)を入れたケースを忘れてきてしまっています。幸い、10♯ & 12♯を入れたケースはある。そして、ロッドの先には前回の釣行で使った14♯の毛バリがついています。

この時期に12♯以上の毛バリだけで勝負するのはかなり心細いですが、このまま何もせずに帰るわけにもいきません。唯一の14#の毛バリを大事に大事に使う作戦でいきます。

 

中奥川下流域

中奥川は思っていた以上に長いです。感覚的には中流域に入渓したつもりだったのですが、後で地図を見返してみるとまだまだ下流域でした。

川幅も広く、上が開けているので4.5mの本流竿でも十分に振れそうです。むしろ、3.6mではちょっとカバーしきれない所もあります。魚影は濃いです。アマゴではないであろう魚が多くいましたが、成魚放流区間でもあるので一定数のアマゴはいるはずです。

 

・・・しかし、魚からの反応は得られません。雰囲気もあるし、魚影も濃いはずなのに何故だろう??

 

風が邪魔してキャストがうまく決まらないのが原因でしょうか。それとも、今日がデビュー戦である“ダイワ  NEOテンカラ36″ を上手く使いこなせていないのが原因だろうか。とにかく、思うようにキャストが決まらずリズムに乗れません。

結局、ここで2時間ほど釣りをしたのですが、全く釣れませんでした。本当ならば、もっと上まで歩いていく予定でした。しかし、このまま歩き続けても釣れそうにないので、気分一新してもっと上流まで移動することにしました。

 

 

中奥川中流域

だいぶ登ってきたはずですが、ここでもまだ中流域くらいだと思われます。3.6mのロッドでも十分に振れる川幅です。

入渓点の下流側。

入渓点の上流側。

いつ釣れてもおかしくない雰囲気ですが、全く反応がありません。新しいロッドにも慣れてきてキャスト精度も上がっているはずなのですが、おかしいです。やっぱり魚がいないのかな・・・。

 

試しに、毛バリの色を白から黒に変えてみました。今日持っている唯一の白い14#を捨て、黒い12#の毛バリに交換です。釣れていない状況でのサイズアップにはかなり抵抗がありましたが、試せることは試しておかねばなりません。

 

黒い毛バリに変えてすぐに待望のアタリがありました!!

えっ、そんなに白は嫌い?? 釣れた喜びより、色が気に食わなかったのかと気になってしまいます。針のサイズもどうやら関係ないようです。

何はともあれ中奥川での初アマゴです。これで、ちゃんとアマゴがいることが証明されました。坊主も回避できてほっと一安心です。

 

喜びの余韻が冷めやらぬうちに、数歩先で再びアタリが!

毛バリが取れてしまいましたが、先程と同じ黒い毛バリ(12#)です。釣り開始から2時間以上もアタリがなかったのに、黒に変えた途端に連発しました(笑)

川虫ばかり食っているのだろうか。それともこのボリューム感が好みなのだろうか。または、たまたま時合に乗っただけなのか。いずれにせよ、黒ならば食ってくれるようです。

 

 

その後も、午前中とは違ってポツポツと釣れます。

 

20㎝足らずですが今日一番の魚。やっぱり黒がお好きなようです。

 

 

 

“毛バリはなんでもいい” 派なんですが・・・

基本的に私はフライマンではないので、 “毛バリなんてなんでもいい” 派です。形は勿論、色にだってこだわりはありません。自分で適当に巻いた毛バリでいつも釣りをしています。

全く釣れなかった白と連発した黒です。気にしているのはビーズの重さとハリのサイズくらいで、ちゃちゃっと巻けるシンプルな毛バリです。

今までは、綺麗に巻けた毛バリから使う!くらい適当に選んでいました。しかし、今日ほど明確に釣果に差が出るとなると、カラーローテも頭に入れて釣りをする必要がありそうです。

とはいえ、私はテンカラマン(←こんな言葉はないはず)なのでフライマン程シビアに選別したくはありません。ですが濃淡(黒白) ぐらいの意識は持っておこうと思います。

 

 

最後に

午前中は全く釣れなかったのですが、終わってみればアマゴ7匹とまずまずの釣果でした。はじめは本当に魚がいるのかと焦りました。初めての川では、最初の1匹を釣るまではとても不安になります。

色によって釣果に差が出ることも勉強になりました。今度は中奥川のもっと上流部で釣りをしたいと思います。その時は、ちゃんと小さいサイズの毛バリを色違いで用意していきます。

 

 

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