春に風屋ダムで釣りをするのは今回が初めてです。ですので、どこがスポーニングエリアになるのかも分かりません。スポーニングベッドを直接叩くかどうかは別として、春はスポーニングを意識した釣りをするのがセオリーのはず。まずは、エリアを見つける。そして春っぽい釣りをする。それが今日の目標です。
目次
大大減水の風屋ダム
以前にもまして減水していました。ボートが降ろせないかもと言われる程の減水です。
前回来た時も減水していましたが、小窓のような四角い切込みの中にルアーを投げ込める程の水位でした。そこからさらに2~3mは下がっています。
ブイの向こうに神納川があるはずなのですが、干上がっています。
あらわになった大曲の岬を回ってすぐに、航行できない深度となりました。
水の色も見ての通り濁っているし、これほどに減水しているとは思ってもいませんでした。小さなダムなので、水位の変動が大きいのかもしれません。
バスの姿が見えない
大減水+濁りでスポーニングベッドはおろか、子バスの姿さえ見えません。完全に当てが外れ、しばし迷走タイムが続きます。主だったストラクチャーもすべて干上がっているし、岬回りもあらわになっており、ピンスポットで粘るべきポイントも見つけられない。
これは釣れるぞ!と意気込んで購入したBT bait 99ssも不発のまま。というか今日のこのコンディションには合っていない気がする。
さっと、最上流まで見て回り、川津橋周辺とオイルフェンスに絞って釣りをすることにしました。風屋ダムはさほど大きくないので、その点で迷わなくて済むのが良いところです。
ただ問題は何を投げるかということ。せっかく風屋ダムにいるのだから、安易にワームに逃げたくない。とはいえ、スイムベイト系だと弱い気がする。
もっとアピール力の強いルアーが必要ということで、私に残された選択肢はただ一つとなりました。濁ったらクランクベイト‼ なんだか春っぽくないけれど仕方ありません。
川津橋周辺
朝一に、インサイドはさっと流したので、今度はアウトサイドのガレ場を狙います。ブリッツやブリッツMRをカラーローテーションしながら投げていたのですが反応がありません。お昼も近くなり、『坊主』という言葉が頭によぎり、焦りだけが募ります。
すがる思いで、今までほとんど投げたことのないタイニーブリッツにチェンジします。サイズダウンはしたいが、波動も出したい。そしてまだワームでネチネチやりたくない。そんな思いをのせて投げていると、遂に待望のアタリがありました。
ありがとう!タイニーブリッツ‼ 待望のファーストフィッシュです。
正直なところ、サイズダウンしてまでクランクを投げる必要ってある?? と思っていました。しかし、今日その必要性を痛感させられました。
フロントフックにしっかり掛かっています。このスピードでもルアーを追えるのであれば、ノーマルサイズでも問題ないのでは? むしろアピール力が大きくなって良いのでは??
そう思い、タイニーの存在意義を認めつつも、再びノーマルサイズのブリッツMRに戻します。タックルバランスとしては、こちらの方が断然しっくりくるのです。だから投げていて気持ちがいい。よく飛んで、手元に伝わるブルブル感が程よく心地よい。
そしてしっかりと期待に応えてくれる。 だから好きなんです(笑)ありがとうブリッツMR!
オイルフェンス周辺
時刻は昼を過ぎ、激しい疲労感に襲われます。シーズン初釣行で、体がまだ慣れていないせいかもしれません。小休憩も兼ねて、スローにボトムを探ります。相変わらず、バスの姿は1匹も見ておりません。
フェンスの側でコンというアタリ。しっかりと咥えているので、そこまで活性が低いわけではなさそうです。
でも数は出ません。バスはどこで何をしているのでしょうか。疲労感もピークになり、お風呂のことしか考えられなくなってきたので、今日はこの辺にしておきます。
最後に
「今日はポロポロとは釣れるが、厳しかったですね。」と常連さんが声をかけてくれたので、少しほっとしました。春の釣果は気まぐれなところがあるので、今日はそういう日だったと思うことにします。
これが、七色や池原ならきっと坊主の洗礼を受けていたことでしょう。風屋だったからなんとか釣れた、そんな感じの一日でした。結局スポーニングエリアも攻略法も何もわからず終いでした。
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