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目次
玉川峡(丹生川)
玉川峡として知られる和歌山県の丹生川。紀の川水系の丹生川を本流とし、支流に北又川や清川があります。大阪からの最寄りの渓流でアユ・アマゴ釣りが楽しめます。
BBQスポットとしても有名で、夏場になるとBBQ客で賑わいます。釣り人にとっては少々厄介だが、比較的平坦な流れは川遊びに適しているといえます。
管轄は玉川漁業協同組合で、アマゴの釣券は “塩野瀬キャンプ場” “葵茶屋” “小林オトリ店” などで購入できます。
- 日券 3,300円(現場券+1,000円)
- 年券 4,400円
日券と年券の差額が1,000円しかありません。日券が高すぎるのか?年券が安すぎるのか?なんとも言えませんが、2回以上行くなら年券が断然お得です。
フィールドコンディション
- 7月下旬、30度超えの夏日真っ盛りの丹生川。
- 天候は晴れ。上流域の谷にはやや影があるが、本流は比較的カンカン照り。
- 前日の雨の影響か川の水は濁り気味。漁協の人曰く「今日は濁っているのでチャンス」とのこと。
- 昼近くになるとBBQ&川遊び客で道路は混雑気味。道は良いが駐車車両が多く、すれ違う車も多いので注意が必要。
中下流域(少なくとやどり温泉辺りまで)は川遊び客で釣りにならない混雑が予想されるので、清川との合流点から攻めてみたいと思います。
川合橋(丹生川と清川の合流点)
本日は二人での釣行ですので、同時に釣りあがれる合流点から入渓します。
清川の方が細く、 枝谷といった雰囲気があります。細い沢が好きな同行者は清川を、私は丹生川を釣りあがることにしました。丹生川の上流域ではありますが、十分に開けたフィールドですので、3.6mのロッドでも気兼ねなく振ることができます。
入渓してすぐ、5分もたたないうちに、幸先よくアタリがありました。しめしめと思い釣り上げてみるも、残念ながらカワムツ君でした。
まあ、開始5分にしては上出来です。魚の活性も高そうだし、今後の釣果に期待が膨らみます。
しかし、後が続かない・・・・。
魚からの反応はあるのですが何かがおかしい。
魚は釣れます。でも釣れてくるのはカワムツばかりです。前回の五色谷(天川村)での釣行を思い出させる展開です。もしかして、ここもアマゴがいないのではないか??
絶好のポイント(アマゴの好きそうなポイント)であるにも関わらず、釣れるのはカワムツばかり。釣り方がおかしいのか?ポイントがずれているのか?自問自答しながらも釣り続けます。
お昼になり約束の時間になったので仕方なく川からあがり、トボトボと車へ向かいます。
結局、午前中の釣果は ウグイ1匹 & カワムツ多数(約20匹)となりました。同行者は アマゴ2匹 & 外道2匹 とのことでしたので、どうやらアマゴは存在するようです。
清川中流域
アマゴは実在した。その事実を拠り所として、昼からは唯一の実績ポイント(同行者が釣っていた川筋)である清川のさらに上流に入渓します。
アマゴが食う前に食欲旺盛なカワムツが食ってしまうのではないかと考え、針を14♯から12♯へとサイズアップし、出来るだけボリューム感のある毛バリに交換して挑みます。
しかし! それでも釣れるのは外道ばかり・・・。
狙いとしては、より上流に入ることでカワムツゾーンを脱してアマゴゾーンに突入するはずだったのですが、残念ながらカワムツに交じってハヤが釣れるだけでした。
ポイント移動して、やや下流側にエントリーしなおしても、結果はやはり同じでした。
結局この日は30匹近く外道を釣りましたが、1匹もアマゴを釣ることは出来ませんでした。同行者の釣果と合わせてみても、40匹以上釣ってアマゴはたったの2匹でしたので、圧倒的にアマゴの数が少ないのだろうなと感じました。
日帰り温泉
釣りの後はやっぱり温泉です。疲れた体と釣れなかった残念な心を癒してくれます。立地的にはやどり温泉がすぐにあるので良いのですが、個人的には八風の湯の方が好きです。趣のある建物と広い露天風呂があります。
やどり温泉 いやしの湯 https://www.yadorionsen.com/
丹生川沿いにある温泉で、立地抜群の天然温泉です。
かつらぎ温泉 八風の湯 https://www.happuno-yu.com/katsuragi/
大阪方面への帰り途中、かつらぎ町まで行けば “八風の湯” もあります。
最後に
小さい頃、川遊びと言えばここ玉川峡でした。記憶の中の玉川峡は、透き通った水で自然豊かな美しい渓谷という印象でしたが、久々に訪れて少しがっかりしました。
前日の雨の影響もあるのでしょうが、水の透明度は記憶の中のものとは違っていました。そして、なにより残念なのはゴミが多かったということです。空き缶や割れた瓶、発泡スチロールやビニール袋が入川道に散乱していました。便器や洗濯機といったBBQ客が残したゴミではない、明らかな不法投棄もありました。こういうのを見ると、ぐっとテンションが下がります。
天川村では河川でのBBQが禁止されています。これまでは自由にBBQが出来ない川なんてありえない!と否定的な考えを持っていましたが、玉川峡の有様を見ると環境維持の為にもやむ得ない部分もあったのかなと考えさせられます。
魚(=アマゴ)の量も圧倒的に天川の方が多いです。水も格段に綺麗だし、何よりこんなにも多くのゴミは落ちていません。天川村の人達の尽力に感謝です。
とはいえ、玉川峡にもまだまだ美しい自然は残されています。
このような、いかにもシシ神様が出てきそう幻想的な大岩などもあり、まだまだ捨てたもんじゃありません。みんなで環境保全の意識を高めて守っていきたいですね。
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