『テンカラビギナーの釣行記』 九尾谷の中流域を探検

テンカラ
Angler
職業漁師になりたい!とまでは思いませんが、シンプルな道具と己の技術だけを頼りに魚と向き合うストイックなスタイルに憧れてテンカラを始めました。しかし、現実は想像以上に厳しかった。魚を釣るどころか枝と格闘するばかりの日々。そんなツッコミどころ満載の私ですが、ビギナーならではの視点でテンカラの魅力をお伝えできればなと思います。

 

午前中に神童子谷に入ったのですが、強風の為に全く思うように釣りができませんでした。5月とは思えない寒さ(たぶん5~6℃くらい)に加え、雨と風に晒され本当に心が折れそうでした。

昼食時に車内でガンガンに暖房をかけ、さらにシートヒーター&ハンドルヒーターで体と心を温めなおします。そして午後からは気分一新で九尾谷に入渓します。

 

九尾谷中流域に入渓

以前に本流から川伝いに釣りあがったことがあるのですが、すぐに行きどまりとなってしまいましたので、今回は車でやや上までのぼってから入渓します。

川幅は3~4mくらいでしょうか。短めのロッド(2.7m-3.1m)で釣りあがるには丁度良い川幅です。水深は浅いのですが、所々に堰があり、その落ち込みには深い淵が存在するような渓相。その度に入渓し直す必要があるのが少し面倒ですが、川幅や水深はテンカラにとてもマッチしていて雰囲気のある良い川です。人的プレッシャーの少なさもとても魅力的です。

昼から風が収まったのか、この谷が風裏だっただけなのか、ようやく風の影響を受けずに落ち着いて釣りができる環境になりました。風さえなければ多少の雨も苦になりません。

狙った所にキャストが決まり始め、気分もテンポもあがってきた頃に、ようやく本日の一匹目をGETしました。

 

15㎝ほどの小ぶりなアマゴですが、坊主を意識し始めていただけにうれしい一匹です。この1匹を引き金に、ポンポンと釣れだしました。

こうしたお約束ポイントで着実に釣果を伸ばし、終わってみれば計9匹というかなりの好釣果でした。

最大で18㎝、アベレージサイズは15㎝前後。小規模な支流なのでサイズ的にはこんなものかなという感じです。

この日釣れたのはすべてアマゴです。イワナもいそうな雰囲気ですが、一匹も出会えませんでした。もしかしたらアマゴメインの支流だったのかもしれません。または、ただ単に、私の釣り方ではアマゴしか釣れなかっただけなのかもしれません。

 

テンカラを始めて以来、初の擦れ掛かりフィッシュもGETしました。テンカラでもこんなことあるんですね(笑)。ぐっさりとのど元に針が掛かっています。何故こんなところに、、、

 

最後に

テンカラの一番の天敵はやはり風なのだと思い知らされました。どれだけ重い毛バリを使ったところで限界があります。突風が吹けば、毛バリが水中から引っこ抜かれて宙を舞うようでは話になりません。

今度からは、“風を読む”ことも必要だなと感じました。とはいえ、風に関する知識なんて持ち合わせてはおりません。とりあえず、今回のように風裏になりそうな谷を探して避難するしか方法はなさそうです。

 

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