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フィールド条件
9月中旬の天川、9月15日からアマゴの禁漁期間が始まります。今日が釣りが出来る最後の週末です。
朝の天気は小雨。レインウェアを着ると少し暑いが、雨に打たれると肌寒い程の気候。前日からの雨にも関わらず、水はクリアで水位も低めだったので、もしかすると山の上は降ってなかったのかもしれない。
気温も下がり、小雨混じりのローライトコンディション。“産卵前の秋の荒食い”ということも頭にあるので、今日は釣れるのではと期待大です。
入渓ポイント
白倉川中流
白倉川はまさに渓流と表現するにピッタリな場所で、天川の川筋の中でもお気に入りの場所です。
川沿いに道路があり、最上流部以外なら容易に入渓できます。川幅も中規模で程よく広く、釣り上がるのにもさほど苦労はいらない川です。
小雨混じりのローライトで釣れる雰囲気は抜群だったのですが、なんだかリズムに乗れません。釣り上がる速度もいまいちあがらず、結局最上流部にたどりつけないまま午前中はノーフィッシュとなりました。
一度だけアマゴらしきあたりはあったのですが、うまくのせられずバラシ。上流の方では、イワナらしき魚影はそれなりに確認できたのだが、まったく釣れませんでした。
今日は、何かがおかしい。川の中が秋モードになって魚のステージが変わってしまったのだろうか。夏真っ盛りに比べて活性が低い気がする。
西の谷上流
昼からは気分を変えて、初めての場所に入渓します。かなり深い谷で標高も高いので入渓するにも一苦労です。
我ながら良く降りたなと思う険しい斜面。スライディングしながらの入渓です。
確かにクマがいつ出てもおかしくない場所です。熊鈴の必要性を痛感しながらの釣行です。
入渓した付近はこんな感じで、魚はいそうな雰囲気です。ロッドは3.1m、なんとか振れそうな川幅です。
午前中はきっと自分自身に過信があったのだと思います。朝のローライトコンディションに加え秋という季節的な好条件が揃い、さらには最近坊主知らずだったことで気が緩んでしまっていたのでしょう。
おざなりなキャストを繰り返した結果がノーフィッシュに繋がったのだと思います。ですので、昼からは絶対にメインラインは水に浸けないという覚悟で臨みました。
今年最後の釣行が坊主であっていいはずがありません。何としても1匹。
そう意気込んで釣り上がるうちに、待望のアタリがきました。
よし!と思いあげてみると
残念なアブラハヤちゃんでした。
これ、アブラハヤで合ってますかね??“アブラハヤ”と“タカハヤ”の区別がつきませんが、イワナやアマゴでないことは確実です。
これを1匹とカウントしたくはないのですが、丸坊主よりはマシということにしておきます。
テンカラはキャストで全てが決まる!?
その後、何匹かアブラハヤとゲットしたものの、本命には出会えない苦しい時間が流れました。
キャストさえ決まれば魚は釣れるはず!と信じ、ラインを浸けないように細心の注意を払いながら投げ続けると待望のお魚さんがやってきました。
20㎝に満たないですが、待ちに待ったイワナ様です。山中で一人でこっそりと引きガッツポーズをし、正真正銘の坊主回避に安堵しました。
画面中央辺り、左からの流れ込みの落ち込みでバイトがありました。イワナらしき魚影は数多く確認していただけに、ようやくといった感じです。
その後、もう1匹イワナ様を追加しました。
これまた20㎝弱の細い魚体です。なんでだろう?産卵前だから太いイワナを想像していたのですが、この辺りは小さいのしかいないのでしょうか。
落ち込みの肩の付近でバイトがありました。
2匹とも毛バリから着水して水に浸かっているのはハリスのみという状態の時にバイトがありました。やはりキャストって重要ですよね。キャストさえ決まれば、案外魚は簡単に口を使ってくれるものだと感じました。
まとめ
なにはともあれ釣れて良かった。シーズン最後の釣行が坊主だなんて、後味が悪すぎますからね。本当に釣れてくれたイワナ様に感謝です。
今回の釣行で秋の荒食いは全く実感できませんでした。むしろ、秋は魚がシビアになっているのではないかと思えるほどでした。
最後の最後で、キャストの重要性を再認識させられた釣行でした。キャストの重要性を忘れず、来年に繋げて行きたいと思います。
来シーズンは「誘い」が出来るようになりたいなと思いつつ、竿収めとなりました。
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