今更ながら自家製ヨーグルトを作ってみようと思い立ちました。
あれこれ思案を巡らせているうちに、衝撃的な事実が発覚。
「え!いつも飲んでいたのは牛乳じゃなかったの??」
森永乳業「あじわい便り」
https://www.morinagamilk.co.jp/products/milk/ajiwai/612.html
近くのスーパーで最安値の牛乳です。
味も良く、値段も安いのでずっとこれを飲んでいました。
しかし、これは正確には「乳飲料」と呼ばれるものだそうです(汗)
己の無知を痛感した瞬間でした。
味は牛乳なのに、一体何がどう違うのだろう?
目次
牛乳・加工乳・乳飲料の違い
- 牛乳 :100%牛乳(加熱処理したもので、何も加えてはいけない)
- 加工乳 :牛乳 + 乳製品(クリームや脱脂粉乳など)&水
- 乳飲料 :牛乳 + 乳製品以外のもの
このような違いがあり、要は、何か加えれば牛乳と呼べなくなるということです。
混ぜるものによって、その呼び名も変わってしまいます。
森永製品で言うと
- 加工乳 :「森永のおいしい無脂肪牛乳」
- 乳飲料 :「あじわい便り」
となります。
ちなみに、コーヒー牛乳もまた乳飲料となるそうです。
コーヒー牛乳と同じ区分だとなると、やはり純粋な牛乳とは呼べないですね。
牛乳の種類
「牛乳」は種類別に4種に分かれます。
- 牛乳
- 成分調整牛乳
- 低脂肪牛乳
- 無脂肪牛乳
これらは「牛乳」と名乗ることを許されたものたちです。
原料は生乳のみで、他に何も加えてはいけません。
牛乳
これぞ、まさに牛乳の中の牛乳。
絞ったミルクを加熱殺菌したもので、他に何も手を加えていない100%牛乳です。
例)森永のおいしい牛乳
https://www.morinagamilk.co.jp/products/milk/oishi_milk/1.html
見分け方はパッケージに「牛乳」または「成分無調整」と書かれてあります。
また、賞味期限の刻印の上、パック閉じの部分に目印となるくぼみ(切り欠)がついています。
手で触っただけで判別できるようにつけられた目印であり、牛乳の証でもあります。
成分調整牛乳
生乳を遠心分離機にかけ、水分や脂肪分を一部除去した牛乳です。
成分を調整することにより、成分を濃厚にしたものです。
例)まきばの空
https://www.morinagamilk.co.jp/products/milk/makiba/6.html
低脂肪牛乳
生乳からさらに乳脂肪分を除去して、乳脂肪分を0.5~1.5%にしたもの。
例)森永のおいしい低脂肪牛乳
https://www.morinagamilk.co.jp/products/milk/oishi_milk_lowfat/2.html
無脂肪牛乳
生乳からほとんどの乳脂肪分を除去して、乳脂肪分0.5%未満にしたもの。
これらはどれも原料は100%牛乳です。
生乳から乳脂肪分を除去しただけなので、一応牛乳と呼べるものです。
但し、味は変わってきます。
- 乳脂肪分=コク
乳脂肪分が薄くなればコクもなくなり、さっぱりとし味になります。
「3.5」「3.8」や「特濃4.3」などと表記されているのは乳脂肪分のことです。
まとめ
- 牛乳と呼べるのは100%牛乳だけ。(←当たり前のことなのだが・・・)
- 本物の牛乳には「くぼみ(切り欠)」がついている。
- 生乳に何かを加えれば牛乳ではなくなる。
ヨーグルトを作るはずが、準備の段階でつまづいてしまいました。
牛乳すらまともに用意できなかった自分が恥ずかしいです。(笑)
乳飲料だとヨーグルトがうまく固まらないこともあるようです。
いい勉強になりました。
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