イースターとは?

よもやま話

春を感じる今日この頃、ちらほらとイースターという言葉を耳にするようになります。

とはいえ、イースターがいつで、何をするものなのかは、実は全く知らないことに気がつきます。

卵?

キリスト教?

ハロウィンみたいなもの?

そんな断片的なイメージをつなげて、ぼやっと形にしているだけです。

イースターって一体なんだ?

私もそんな疑問をもつ一人です。

なので、イースターについて調べてみました。

 

 

イースターとは

十字架に磔にされたキリストが復活したとされる日。

キリスト教徒にとってはとても大事な宗教的に意味の深い日であります。

仏教がメインの日本人には(私は自覚なしの仏教徒、とういうかほぼ無宗教)には、あまりピンとこないお話です。

キリストの復活した日が日曜日なので「Easter Sunday」と呼び、教会に行ったり、ホームパーティーを開いたりしてお祝いするのです。

 

敬虔なキリスト教信者なら、「Lent」と呼ばれる期間があり、46日前からイースターがはじまります。

Lent(受難節)の期間はキリストの苦しみを思い、肉を断って魚や野菜中心の慎ましい生活をおくる事を言います。

Lentの始まる前日には肉を食べてカーニバル(謝肉祭)を行います。

そして

「Ash Wednesday(灰の水曜日)」   レントの初日。教会で額に灰で十字を書いてもらう。灰は「悔い改め」のシンボルだそうです。

「Holy Week」 レントの最後の1週間をHoly Week(聖週間)といい十字架に磔にされるまでの苦しみを思う週になる。

「Good Friday」  イースター直前の金曜日。キリストが十字架に磔にされた日。

「Easter Sunday」 磔にされた3日目にキリストが復活したとされる日。

簡単におさらいすると、こうした流れでイースターを迎えることになります。

 

うん。実に奥が深いですね。

なんかごめんなさい。

クリスマスやハロウィンにも言えることですが、

さらっと楽しそうなとこだけを取り入れて、ワクワクしている自分に後ろめたささえ感じます。

海外の若者が「盆祭り」だけを口実にバカ騒ぎをしているとなれば、なんか違うよって言いたくなりますよね。

 

 

イースターっていつ?

ややこしいお話ですが

「春分の日の後の満月から数えて最初の日曜日」という、じつにふわふわとした移動祝日です。

なんじゃこりゃ? となりますよね(笑)

というのも、キリストが生きた時代はユダヤ暦、つまり太陰暦(月の満ち欠けで1カ月を決める暦)の一種だったので、

それを現在の太陽暦(地球が太陽の周りをまわる周期をもとにした暦)に直すと、このようなことになってしまうようです。

ですので、毎年イースターの日は変わります。

2017年 4月16日

2018年 4月1日

2019年 4月21日

といった具合に、結構な幅で変わります。

 

さらに、ややこしいことを言うと

西方教会(カトリック教など)と東方教会(ギリシャ正教など)でも日付が違います。

これは、西方教会と東方教会の暦が違う為に、このようなことになってしまっています。

西方教会=グレゴリウス暦(教皇グレゴリウス13世が導入したもの。現在の日本もこれ)

東方教会=ユリウス暦(ガイウス・ユリウス・カエサル<英名:ジュリアス・シーザー>が導入した暦)

 

キリスト教が分裂した上に、カエサルまで出てくると、もうただの歴史の授業ですね。

西洋の文化を理解しようとすると、必ずこうした形でキリスト教にぶち当たります。

これ以上掘りさげると、どっぷりキリスト教の世界で迷子になってしまうので、さらっとうわべだけにしておきます。

 

 

卵とウサギ

イースターのシンボルといえば、卵。

卵=生命の誕生

 

ですので、イースターの日は卵が主役になります。

卵にペイントしたり、卵料理を食べたりしてお祝いします。

エッグハントやエッグレースといったような卵を使ったゲームをするのも、一つのイースターの過ごし方です。

赤にペイントされた卵は復活を意味し、緑にペイントされた卵は春の芽生えを意味しているそうです。

こうして、復活日を祝うと同時に、春の訪れも祝っているのだそうです。

 

また、ウサギもイースターのシンボルとしてよく出てきます。

ウサギ=多産(つまり豊穣のシンボル)として浸透しているようです。

バニーの耳飾りなんかを付けて仮装したりすることもあります。

 

ちなみに、イースターの語源は

Eoster(エオストレ)

という北方神話の春の女神を表す言葉だそうです。

キリスト教との繋がりはないのですが、春の訪れとキリストの復活のイメージが重なったのではないかと言われています。

 

 

まとめ

どうでしたか?

なんか思ったより重たいものだな、というのが私の素直な感想です。

クリスマスやハロウィンよりも、宗教色が強く、気軽に踏み込んでいい領域ではないような気もします。

日本での認知度がまだまだ低いのもそのせいでしょうかね?

 

では、今日はこの辺で。

シゲジイでした。

 

 

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