
- 3月初旬・天川村
- 気温はまだかなり寒い
2025年の天川村は例年よりも1週早い解禁となりました。予想外だったので他の予定があり、解禁日での釣り始めとは行きませんでした。
母公堂(ははこどう)の上流
まずは山上川の上流にエントリーします。このエリアは放流エリア外ですが、魚影は濃いので人気エリアです。それに、比較的竿を振りやすいエリアですので、釣り始めにはもってこいな気がします。
解禁が早くなり、長く釣りが出来るのは嬉しいのですが、季節はまだまだ釣りモードではないようです。道路には積雪があり、冬季通行止めも解除されていない状況です。そしてごく当たり前のことですが、3月頭なのでめちゃくちゃ寒いです。
道路には既に先行者と思しき駐車車両があります。やや下流にも数台の車があったので、先行者との遭遇は避けられないようです。案の定、エントリーして間もなく、竿を持った二人組が川沿いの遊歩道を歩いて行きました。「 だいぶ先に入ります。」と声をかけてはくれたのですが、やはり前に入られると魚の反応は渋くなります。どうせ他にも先行者はいるだろうから、竿抜けポイントを探して釣りあがるしかなさそうです。
あるあるだと思うのですが、シーズン明けは色んな事がうまくいかないものです。こまごまとした物を忘れてきたり、木や草に頻繁にひっかけたり、ラインの結び変えにもたついたりと、なかなか釣りのリズムがつかめません。
そんな風にまごまごしていると、ふいにアタリがありました。釣れないと思っていたので正直驚きました。慌ててランディングネットを取り出すのですが、ここでもまごまごしてしまいます。ネットがうまく開かず、ビヨンビヨンと宙づりにしている間に貴重なファーストフィッシュを取り逃してしまいました(泣)。
石の間に陣取っていたイワナ君でした。竿抜けポイントをうまく見つけたのですが、キャッチすることはできませんでした。
栃尾橋周辺
あまりの寒さに、一旦川から離れます。自販機で温かいコーヒーを買って、体を温めながら下流まで移動してきました。下流の方が水温も高いだろうし、放流されたアマゴが群れていることを期待して栃尾橋あたりまで下ってきました。
しかし、アマゴらしき魚影はありません。ハヤだろうか、何かがつつくのですが針には乗りません。何でもいいから魚が釣りたいと思っていたら、大きな魚影を発見しました。最初は鯉かと思ったのですが、赤紫っぽく魚体がギラリと光ったので、ニジマスだとわかりました。
ダメ元で毛バリを通してみますが、反応はありません。お昼寝中なのか、活性が低そうで逃げもしません。何度がキャストすると、ラインが魚に触れたのでしょうか、嫌がるような素振りを見せました。口を使ったようにも見えたので、念の為竿を立ててあわせてみると、ぐーっと竿が重くなります。
かかった!・・・だけど、何かがおかしい??
どうやら針はスレで尻鰭の辺りに掛かっているようです。本流用のテンカラロッドなので、ある程度の大物にも対応出来るはずです。しかし、相手は鯉と見まがう程の巨体、さらにスレ掛かりとなれば、ロッドが折れてしまう心配もあります。
見たことないほど弧を描いて竿が曲がるので、折れないか、あるいはラインブレイクしないかと冷や冷やしました。深場で目いっぱい泳がれると分が悪いので、極力浅瀬でファイトして体力を削ります。5分以上かけてようやく足元まで引き寄せました。
58㎝の巨大なニジマス。元気がなかったし、おなかの感じからしても産卵後の個体なのかもしれません。あるいは、冬季ニジマス釣りで疲れ切ってしまったのかもしれません。元気モリモリのニジマスだったら、本当にロッドが折れていたかも知れません。スレ掛かりなので、釣ったった感は少ないのですが、とりあえず今シーズン初のお魚さんです(笑)
最後に
本日の釣果は巨大なニジマス1匹のみとなりました。栃尾から下流方向へ移動しつつ2か所(西之谷&山西周辺)へ入ってみたのですが、どちらも不発に終わりました。まだ魚の活性は低いようです。本流のどこかに放流されたアマゴちゃん達がやる気なく溜まっているはずですが、最後まで見つけることが出来ませんでした。次に来るときはもう少し暖かくなっているはずなので、ちゃんとアマゴ&イワナを釣りたいです。
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