• • 9月下旬の七色ダム
  • 水温は22℃、気温は21℃前後
  • 曇天で時折雨がパラつく程度

T’S ONの対岸付近

最上流部から釣りはじめ、小一時間ほどトップ（ダイバゼル）を投げ続けているのですが、全くの無反応です。アタリはおろか見えバスすら見えない状況で、ついにここまで釣り下ってきました。

“お一人様限定一個”の文句に誘われて購入したダイバゼルの動きは悪くないはずです。早巻しても破綻しないし、羽ものにしてはよく飛びます。独特のサウンドも自分好みで、かなり期待できるルアーだと思います。が、今日ではないのかも知れません。

湖面がやけに静かなのも嫌な感じなのですが、それ以上にボートが多すぎて釣りをするスペースがないのが気がかりです。上流部、スロープ６０周辺、発電所周りなどメジャーなスポットには必ず数艇のボートが浮いている状況です。

ようやく発電所を過ぎたあたり、T’S ONの対岸付近でスペースを見つけました。ダイバゼルに見切りをつけてクランクベイトを巻いていると、突然魚からの反応がありました。

シダのような植物をかすめて着水後、巻き始めてすぐにグンっとアタリがありました。釣れる気配ゼロだっただけに驚きました。

たまたまそこにいたんだと思われます。偶然の産物とはいえ、とりあえず40upです（喜）。助かったというのが正直な感想です。思ったより秋が進んでいて、このままでは坊主もあり得ると思い始めていた矢先のことなので、本当に貴重な1匹です。朝の内に釣れたという事実も精神的に大きいです。

ダムサイト周辺

早くも昼になろうとしています。きっかけを見いだせないまま、途方に暮れて最下流部のダムサイトまでやってきました。

やはり朝に釣れた1匹はまぐれだったようです。あの後、勢いのままにクランクベイトを投げ続けたのですが、反応はありませんでした。パワーダウンして、シャッドテールなんかも投げてみたのですが全然駄目でした。

時折グッドサイズのバスが見えるのですが、ぼーっと浮いているだけでどんなワームにも反応してくれません。長いものや魚っぽいもの、虫っぽいものと手を変え品を変えやってみたのですが、天才すぎて全部スルーされました（泣）

絶望の中、真剣に狙って釣った子バスがこれです。

小さすぎる・・・。でも、とにかく1匹が欲しかったんです。15㎝にも見たないバスですが、恥ずかしげもなく、私はこれを1匹とカウントいたします。12インチのヌードルではなかなか針に乗らなくて苦労しました（苦笑）

その後、追加の子バスを狙ってキャストを繰り返していると、ゴミ溜まりの奥でボイルがありました。すぐさまベイトロッドに持ち替えてキャストすると、着水地点でスプラッシュ音が聞こえたので、おもいきりあわせました。

ベイトタックルに持ち替えて正解でした。スピニングだと強引に枝の中から引きずり出せなかったかも知れません。

今度はまともな（30㎝後半）サイズです。久しぶりに七色ダムのゴミ溜まりで魚が釣れた気がします。やはりいるもんだなと妙に感心しました。何はともあれこれで3匹です。

その後、ワームをメインに探っていきますが全くのノー感じです。発電所の対岸、立杭が乱立するあたりに大小多数のバスが確認できました。しかし、人的プレッシャーのせいか、秋のせいか、あるいはただ時合ではなかっただけなのか、とにかく何をやっても釣れる気配は皆無でした。

最後に

結局、その後バスを追加をすることができず、本日の釣果は３匹となりました。まあ、この時期の七色ダムで坊主でなかっただけで良しとします。

ついこの間までわんさかいたはずの子バスがシャローにいない。いたとしてもその子バスにさえルアーを見切られる。かといってディープにワームを入れたところで簡単に釣れるわけでもない。まだまだ夏だと思っているのは人間だけで、水の中はすっかり秋になっていたようです。やはり秋は難しいですね。