『テンカラビギナーの釣行記』 井光川&高原川

テンカラ
Angler
シンプルな道具と己の技術だけを頼りに魚と向き合うストイックなスタイルに憧れて始めたテンカラ。最近になって、ようやく趣味はテンカラですと胸を張って言えるようになりました。まだまだ発展途上ではありますが、未熟なりにテンカラの魅力や楽しさを伝えていければなと考えています。

 

  • 7月下旬の川上村 井光(いかり)川 & 高原川
  • 晴れ。気温28℃
  • 水温は不明。
  • 水位は前回来た時よりやや増えてはいたが、おそらくこれ位が平水と思われる。

 

井光川の中下流域

今日は娘を連れての釣行ですので、冒険はせずに以前に入渓したポイントから入ります。まだ二度目のテンカラ釣行なので、入渓しやすく、振りやすい、そして夏でも魚がいるエリアを選んだつもりでした。しかし、春先に来た時とは様相が一変していました。

まず、草が茫々すぎてエントリーポイントが見つかりません。ようやく見つけたその場所は、鬱蒼とした茂みのトンネルと化していました。茂みの中にはでっかい芋虫までいます。そして、川には無数の蜘蛛の糸が張り巡らされています。

蜘蛛の糸から見て、人的プレッシャーは無さそうです。しかし、初心者にとって蜘蛛の糸に対処しながらの釣りはハードルが高すぎます。蜘蛛の糸を切りながらキャストし、同時に毛バリやラインに付着した蜘蛛の糸をこまめに取り除く必要があります。それを怠ると、あっというまにおまつり状態になってしまいます。

釣ってほしいという思いから先を歩かせるのですが、全く釣りになっていない様子。蜘蛛の糸と出くわす度に足を止めてモゴモゴとしている様は、まるで蜘蛛の糸に絡めとられている大きな虫のようです(笑) かといって私が先に釣りあがってしまっては、釣れる魚も釣れなくなってしまいます。どうしたものかと思案しながらも、とりあえず見守ることにしました(笑)

 

 

しばらく釣りあがったところで、本日のファーストフィッシュをゲットしました。今日はサポートがメインなので、二人揃って坊主もあるかと覚悟していただけに安堵の1匹です。

蜘蛛の糸があったので、娘はスルーしたのでしょう(笑) 川を横断する形で5~6本の蜘蛛の糸がかかっていました。それを丁寧に切ってからキャストすると、1投目でアタリがありました。

 

 

写真右下の黒い石のあたりで根掛かり回収していた娘。それを横目に見ながら、後方からキャストすると一発で食ってきました。どうせ潰されるポイントならと、先に打っておいて正解でした。

20㎝オーバーの良型イワナ。しかし、よく見ると体には寄生虫が2匹もついています。このカブトガニみたいな虫は “ウオジラミ” という寄生虫だそうです。せっかく美しいイワナを釣りあげたのに、この気持ち悪い寄生虫のせいで喜びが半減です。

 

 

高原川中流域

トイレを求めて道の駅まで戻った後、昼ご飯を食べてから高原川へ入渓します。ここは井光川よりやや川幅が広く平坦な地形です。なにより蜘蛛の糸も少ないので、朝よりは釣りやすい環境のはずです。

それでも娘は相変わらず苦戦しております。キャストしている時間よりも、蜘蛛の糸を取り除いたり、木掛かりや根掛かりを外している時間のほうが圧倒的に長い。見かねた私が、絡んでいないロッドを娘に渡す。娘が投げて、またダメになったラインを私が結び直す。そんな、まるで砲手と装填手のようなやり取りが繰り返されます。

キャストもままならない初心者にとって、この蜘蛛の糸や頭上の木はストレスでしかないはずです。朝と比べて明らかに釣りテンションが下がってきています。とにかく無理をせずに、木の枝のない開けた空間、且つ蜘蛛の糸のない場所だけを選ん釣るように指示をします。私としても、これ以上ラインを結び直すのは避けたいところです。

 

 

ここも木々が頭上を覆っていたポイント。珍しく白波のど真ん中でアタリがありました。

どうせうまく投げれないだろうと、先にキャストしたら釣れてしまった(汗)。ますます娘のテンションが下がってしまいました。

 

最後の最後、諦めて帰ろうとした時に奇跡は起きました。キャストする娘の真後ろに立って、投げるポイントや投げ方をあれやこれやと指示していたら、ふいにアマゴちゃんが食いついてきてくれました。

興奮のあまり写真を撮り忘れましたが、アベレージサイズの立派なアマゴちゃんです。手で感じるアタリはなかったと、娘の顔にようやく笑みが戻りました。(よかった。本当によかった)これで折れかかった心を何とか繋ぎ止めてくれたはずです。次に繋がる1匹をゲットした所で、本日は納竿とします。

 

 

穂先部とニ番節の固着

納竿時に、竿が戻らなくなったことに気づきました。穂先部と二番節が固着しています。強引にねじ込もうとしたのですが、折れそうだったのでそのまま持ち帰りました。原因はおそらく、というか間違いなく蜘蛛の糸でしょう。

(ああ、また修理か・・・)と沈んだ気持ちで帰ってきました。とりあえず、自分で何とかならないものかと調べたところ、輪ゴム一つで解決できる方法を発見しました。

  1. パーツ毎に取り出して、綺麗に拭いて乾かす。
  2. 穂先部と二番節(この二つが固着している)、そして三番節だけにする。
  3. 穂先部に輪ゴムをチワワ結びで取り付ける。
  4. 縦にして、三番節と輪ゴムを一緒に摘まんで固定し、穂先部を垂直に引っ張り上げる。
  5. 穂先を放すとゴムの力で二番節の底が叩きつけられ、その勢いで固着が外れる。

簡単に説明すると、こういうことです。551的な潤滑油の使用が真っ先に頭に浮かびましたが、それは逆効果なんだそうです。内心は半信半疑でしたが、やってみて驚きました。本当に一発で固着が解消されました。詳しくは下記サイトを参照して下さい。とても分かりやすく解説してくれていますので助かります。

固着外しのコツ教えます!

 

 

最後に

結果的に二人で4匹という釣果でした。初心者&真夏ということを考慮に入れれば、これは十分に誇れる釣果だと思います。それにしても、テンカラ2回目にして、自力で釣り上げたのは大したものだと思います。何を隠そう、私は初フィッシュまで2年かかりましたからね。

難しいから面白い。シンプルだから奥が深い。そうしたテンカラの楽しさを理解してくれていると嬉しいですね。

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