2018年10月中旬の七色ダム。
そろそろターンオーバーが始まりそうな予感。
秋と言えば巻物。
ダム湖全体が適水温となり、バスが広範囲に散らばる季節。
そんなバスを効率良く見つける為に、広範囲を手早く探れる巻物が重宝します。
ということで、私もクランクベイトと心中する覚悟で行ってまいりました。
いつもなら、お金をケチって2馬力艇を借りるところですが、
今回は広範囲に移動できるように、9.9馬力(¥12,000、魚探なし)を借りました。
これで、朝一から黒潮ワンド&大又川下流域を攻めて、
午後は西ノ川&発電所周辺を攻める予定です。
水は白濁り、水温18℃、天気は曇り、なかなかいい感じです。
ですがボート屋情報によると、ここ2,3日の急な冷え込みの為に魚の反応は急激に悪くなったとのこと。
それまではボコボコ釣れていたそうです(笑)
(ぼこぼこってどんなだよ!そんな風に釣ってみてーーー。)
特に大又川の上流は水がクリアすぎて、行っても釣れないとの衝撃的な情報をゲットしてしまいました。
しかし、せっかくの9.9馬力だし、2馬力では行けない大又川には何としても行ってみたいので、
とりあえず水の色だけでも確認しに行くことにしました。
目次
大又川下流域も白濁り
黒潮ワンド手前の大きなベンドに到着したのですが、ここもいい感じで濁ってます。
上流さえ避ければ十分に釣りが出来そうなので、ベンドのアウトサイド側から釣り始めます。
まずは予定通りバズベイトから投げ始めることに。
朝一なので表層の反応から探ります。
・・・
・・・
・・・
よし、反応なし!!
まあ、いつものことです(笑)
サーチベイトという言葉をよく耳にしますが、私の釣りには無縁のものだと心得ております。
表層はやっぱダメかな??
とりあえず、秋っぽいから投げてみたかったバズベイトに見切りをつけ、
レンジをやや下げて、シャロークランクに持ち替えることに。
投げてまくだけという単調な作業を黙々とこなしていくと
ふっとクランクを引く手応えがなくなりました。
「木かな?」と思った途端に魚が走りだしました。
「ヒットオオオ!!!」
ナイスファイトでぐいぐいと深場に突っ込んでいきます。
そうそうハードで釣れることはないので、じっくりとファイトを楽しんでから取込みます。
ジャスト40くらい。
1本目でグッドサイズ!
しかも本命のクランクベイトで!!
幸先良し、大満足の一本です。
とりあえず、坊主脱出&今日の目標(クランクで釣る)を一気にクリア。
あとは気楽な釣りが出来る。
そんな満ち足りた気分で、クランクを投げ続けていると、またもヒット。
どうしたことでしょう?
今までこんなことはなかったので戸惑います。
サイズは下がりましたが、ガッツリ食いついています。
下馬評に反して魚の反応は上々。
普段はかなりクリアな七色ダムだけに、この濁りが魚の目を奪っているのだろうか。
これは、クランクで押し通すしかないようです。
これがパターンという奴なのか!?
「濁ったらクランク」
密かに師と仰ぐ並木さんの言葉が頭をよぎります。
シーズナルパターン夏編で言ってたのかな??
合川ダムを舞台としてシーズン毎の釣り方を教えてくれるシリーズなのですが、
レクチャーDVDとしてはかなりお勧めです。
とにかく、この白濁りでクランクがドはまり。
やっぱりクランクベイトが生み出す波動がきいているのかな??
活性も高いし、魚がいる所に通せば食ってくる感じです。
パターンにはまれば、こんなにも簡単に釣れるものなのだと驚きました。
もちろん、私の腕が上がった訳ではありません。
たまたま、今の状況と私の釣り方がマッチしただけにすぎない。
まさに偶然の産物。
うまい人というのは、知識と経験と勘で、この偶然を必然へと変えることができるのでしょうね。
状況に合わせてルアーを選択し、魚が求めるアクションをアクションをする。
うーん、奥が深い。
そんなことが出来れば、いまよりもっと楽しいにちがいない。
結局この後、午前中だけで12本も釣れました。
全てクランクベイト。
こんなことはありえません。
どの魚も水深50㎝~1.5m、岸際から2~3m以内でヒットしてきました。
1匹目が釣れたポイントはこんな感じ。
ちょうど岸と立木の間くらいでバイトがありました。
特に立木やオダがからむポイントで反応が良かったです。
目視で魚影は確認できなかったので、ワームネチネチ戦法だと数匹釣れたらいい方だったはずです。
なんせ七色ダムは全てが好ポイントに見えるのでね。
全部撃っていくと効率が悪すぎます。
ラインはこまめに結びかえましょう。
自分には関係のない話だと思っていました。
が、調子よくクランクで数を釣っていく中で、7匹目をゲットした直後に悲劇は起こりました。
キャストした瞬間、ブリッツ君が岸をめがけてすっ飛んで行ったのです。
そして、そのまま藪の中へダイブ(涙)。
今までの釣り人生の中で、ベイトリールのラインが釣れすぎてよれよれになったことなど一度としてありません。
ですので、ラインをチェックするなんて考えは毛頭ありません。
まさか自分のラインがこのような形でブレイクするとは。
むしろファイト中に切れずに幸いだったと思うべきなのかもしれません。
それにしても、本日の最大の功労者を失ったショックは大きかった。
さよならブリッツ君、そしてありがとう。
回収不可能と判断し、「必ず同じカラーを買いに行くから!」と心に決めてその場を後にしました。
最後に
昼からは予定通り西ノ川&発電所付近を回りましたが、1匹追加しただけで大した釣果はなかったです。
場所を変えたのが悪かったのか、水中の状況が変化したのか、
とりあえずラッキータイムは午前中で終了したってことでしょう。
いやー、それにしても楽しかった。
たまにこういうことがあるから釣りはやめられません。
季節ごとに、状況ごとに、自分の釣れるパターンを増やしていかねばと思う今日この頃でした。
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