『テンカラビギナー釣行記』 2018年始動!

テンカラ

スキーシーズンの終わりと共に、釣りシーズンが始まりました。

奈良県の天川村で3/11から解禁となったアマゴ。

あれから数週間が経ち3月末となりましたが、お魚さんへのプレッシャーは高まっているのでしょうか。

解禁日に釣りに行った連れの話によると爆釣だったそうです。

さて、現在の様子はどうなのでしょうか。

数日前にも小規模な放流があったようなので、期待は高まります。

今年こそはアマゴ君を釣りたいものです。

 

 

今回の作戦

何はともあれ、まずは1匹。

理想はテンカラで釣ることだけど、昨年からまだ一度も釣ったことがないので綺麗ごとは言ってられません。

たとえ、いくらやブドウ虫を使おうとも、なんとしても1匹。

アマゴでなくても、イワナやニジマスでも。

アブラハヤはさすがに釣りたくないけど、最悪アブラハヤでもOK。

 

ということで、しっかりイクラ(ハードタイプ)を握りしめて、釣行に臨みます。

餌釣り用にコンパクトな振出竿も購入したので準備万端です。

一緒に行った二人は前回の釣行ですっかり自信をつけています。

不安なのは私だけ。

今回も釣れる気が全くしない。

 

 

前回の爆釣ポイントへ

とりあえず、前回に釣れまくったというポイントへ案内してもらいます。

大きな淵となっているポイントで、2方向から流れ込む形になっています。

岩の影もあり、魚がいてそうな雰囲気が漂っています。

 

まずはテンカラで毛鉤を流します。

水の流れがゆったりしているので、毛鉤もなんとものんびりと流れます。

前回よりも水が少ないようで、心もち流れも魚もゆったりしています。

ひとしきり周辺のポイントに毛鉤をいれたのですが、全く反応がないので早速イクラを投入します。

 

魚影はある。

岩陰にはイワナらしき魚影、

浅瀬には少し小さいがすばしっこいアマゴの姿もあります。

淵の中央にサスペンドしている大き目の魚影はおそらくニジマスです。

イクラを入れれば、さすがにすぐに釣れると思いきや、まさかの無反応。

伝家の宝刀ともいえるイクラを完全にスル―していきます。

 

解禁日からわずか20日程で完全にスレてしまったのか。

雨が少なく水量が減ったせいで活性が下がっているのか。

早朝の為、水温が低く活性が低いのか。

全く謎だらけです。

頼みの綱のイクラを朝一で見切られては、もう成す術がありません。

 

ポイントを移動しながら、テンカラ→イクラの順で投入していくも、あたりは一切得られずでした。

 

 

昼飯

連れが釣った唯一のニジマスを食べながら、お弁当タイムです。

話によると、瀬から流して白波の下に沈ませた時にヒットしたそうです。

教科書どうりのヒットパターンです。

しかも、かなりの大物。

 

今年から河川でのBBQが禁止となったそうなので、

駐車した車のすぐ横でこっそりとバーナーで調理して頂きます。

自分で釣ったのならばもっと旨かっただろうに。

 

しかし、河川でBBQ禁止ってどうなん??

ゴミの問題でこうした対応となったのでしょうが、マナーを守っている利用者にとっては本当にいい迷惑です。

みなさん、自分で出したゴミはきちんと持ち帰りましょう。

 

 

本流へ移動

昼からは本流へ移動します。

数日前に放流があったとされる付近を攻めることにします。

ですが、こちらも魚の活性はいまいち。あたりさえありません。

 

いつも思うことですが、本流を攻めるには私の竿では長さが足りません。

魚との距離が近くなりすぎて、全く釣れる気がしない。

魚がいそうなポイントに近づくだけで逃げて行ってしまいます。

新しく本流用に長い竿を買うにしても、まだまだ経験値の無い私には無用の長物となりそうなので今は我慢します。

今の竿で釣れてから考えることにします。

 

淵になっている所には魚影はありますが、やる気のないやつらばかりです。

当然、ここでもイクラはスル―。

挙句、イクラの入った瓶を川に落としてしまい、わずかな希望すらも失ってしまいました。

 

時々、毛鉤に寄ってくる魚影はありますが、おそらく小さいアブラハヤでしょう。

そんなアブラハヤでさえ、口を使わず泳ぎ去ってしまいます。

 

夕まづめが近づくとライズしたりもするのですが、私の毛鉤やイクラには何の反応もありません。

そんなこんなで、結局最後までいいところなしで終了となりました。

特に何かを掴んだわけでもなく、無駄に体力と毛鉤を消耗しただけの釣行となってしまいました。

 

 

天川村 基本情報

天川村は大阪から2時間弱。本格的な渓流釣りが楽しめるエリアです。

雑誌などでも取り上げられる程の川なので、プレッシャーは常に高いのかもしれません。

また修験道で有名な大峰山(=山上ヶ岳)や、知る人ぞしる近畿の名峰「八経ヶ岳」などの登山口ともなっています。

澄んだ水と豊かな自然を楽しめるようなキャンプ場もいくつかあります。

なかでも「みのずみオートキャンプ場」などは人気のキャンプ場で常に予約が一杯だそうです。

 

釣りをするには、釣り券が必要となります。

アマゴの年券 10,000円

アマゴの1日券 3,000円

釣り券は漁協や周辺の旅館、食堂で買えます。

現場で購入すると2,000円増なので、是非事前に購入しておきたいところです。

 

 

日帰り温泉

 

洞川温泉(どろがわ温泉) http://www.dorogawaonsen.jp/sightseeing/127/

行者の為の宿屋が並ぶ温泉街にある村営の日帰り温泉です。

 

山のいでゆ 天の川温泉(てんのかわおんせん)  http://yamatoonsen.com/tennokawa/

浴槽や建物、内装にまで木にこだわった温泉。すごくきれいで清潔感の漂う温泉です。

また、ここで売っている手作りのヨモギもちは超お勧めです。

ヨモギの香りともちの弾力、あんの甘さが絶妙で天川の自然が凝縮されたような昔懐かしい味わいです。

 

薬湯 みずはの湯

天川村からは少し距離がありますが、こちらもきれいな温泉です。

薬草を使った温泉で、ゆったりと川の流れを見ながら露天風呂を楽しめます。

 

個人的には、天の川温泉がイチオシです。

釣りで疲れた体をゆったりと温泉で癒してください。

 

 

最後に

結局、最終的な釣果は3人で1匹のみ。

連れにはあたりやバラシがあったそうですが、私はあたりすらなかった。

何故だ?

ただ単にお魚さんの活性の問題だけではなさそうです。

おそらく、私に何か重大な過失があるのでしょう。

だって、私にはあたりすらなかったのだから(泣)

 

うなだれながら竿をしまって帰り支度をし、とぼとぼと川から出ようとしたまさにその時、

ぬるっとコケに足を取られて尻もちをついてしまいました。

その瞬間、胸まで水面がきてウェーダーの中にまで水が入り、パンツまでビショビショになってしまいました。

幸い壊れはしなかったのですが、携帯電話もびしょ濡れです。

 

まったく。

魚は釣れんし、くたくただし、ビショビショになるし。

まさに踏んだり蹴ったりです。

 

しかし、今回はたまたま流れの緩い浅瀬だったので濡れた程度で済んだのですが、

流れの速い瀬でこんな風にコケてしまうと、下手すりゃ死ぬんだろうなと思いぞっとしました。

まだ、一人で釣行に来たことはないのですが、一人だとやはり危険が増しますよね。

しかし、連れを出し抜いてでも釣りに来ないと上達しないのも現実。

苦悩は続きます。

ああ、早く1人前のテンカラ師になりたいものです。

 

 

 

 

 

 

 

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